マレーシアの食と日本人老後生活

2008年4月 7日

2008310日、東マレーシアのボルネオから飛行機で2時間25分のマレー半島に向かい、クアラルンプールの中心街ブキビンタン通りにあるグランドミレニウムホテル1131号室に宿泊した。

 

夜、ホテルの隣にあるショッピングセンターの地下食堂街に行った。タイ料理、ベトナム料理、インド料理、中華料理、韓国料理など世界各地の料理店があり、日本料理店も4軒ある。人種のるつぼだ。

 

回転寿司店は140円の皿を中心に70円と210円の皿があり、地元の人が行く食堂は100円ぐらいなので、一皿一食分の値段になる。しゃれた若いカップル7組のお客さんがおり、こちらでは回転寿司店は高級なデートスポットのようだ。

 

311日モノレールに乗ってブキビンタン駅から終着駅KLセントラルに行った。電車に乗り換えツインタワーのあるKLCC駅に行った。電車の中に掲示があり「飲食・喫煙・ゴミ捨ては17000円の罰金」となっている。

 

春休みで学生が乗っており、携帯メールをしている者もいるが、日本のように電車内でパンやお菓子を食べている学生はいない。日本の私鉄・地下鉄も電車内飲食禁止にしたらいいのにと思う。

 

KLCCでは牛丼家に行った。ロサンゼルスでは牛丼家巡りをして、ロスにある9軒全てに行った。紀伊國屋書店もあり、日本のものもそろう。

 

夕刻、混雑しているモノレールに乗車した。前に座っていた若いカップルが立ち上がって、私たちに席を譲ってくれた。日本では席を譲ってもらったことがない。マレーシアの若い人は老人に親切だ。車内を見渡すと私たちが最高齢で、若い人が多い。

 

マレーシアでは豚肉は宗教上の理由で食べない。アルコールも飲まないので、酒類は輸入しており酒の価格は日本の2倍する。チキンが多いが皮が取ってある。マレーシアで肥満が少ないのは皮のないチキンを食べていることと関係しているかもしれない。

 

ホテル隣の鉄板焼き店で夕食をした。薄切り肉もサーロインも肉が赤身だ。牛肉に脂が少ないのも肥満の少ない要因か。

 

日本人でペナン島などに暮らす人が増えたという。警察官・教員など公務員の給料は月3万円で、このまま物価が上昇しなければ日本の年金者なら十分暮らしていけそうだ。日本人でコミュニティを作れば暮らしやすいだろう

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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