マレーシアの食と日本人老後生活
2008年3月10日、東マレーシアのボルネオから飛行機で2時間25分のマレー半島に向かい、クアラルンプールの中心街ブキビンタン通りにあるグランドミレニウムホテル1131号室に宿泊した。
夜、ホテルの隣にあるショッピングセンターの地下食堂街に行った。タイ料理、ベトナム料理、インド料理、中華料理、韓国料理など世界各地の料理店があり、日本料理店も4軒ある。人種のるつぼだ。
回転寿司店は140円の皿を中心に70円と210円の皿があり、地元の人が行く食堂は100円ぐらいなので、一皿一食分の値段になる。しゃれた若いカップル7組のお客さんがおり、こちらでは回転寿司店は高級なデートスポットのようだ。
翌3月11日モノレール
春休みで学生が乗っており、携帯メールをしている者もいるが、日本のように電車内でパンやお菓子を食べている学生はいない。日本の私鉄・地下鉄も電車内飲食禁止にしたらいいのにと思う。
KLCCでは牛丼家に行った。ロサンゼルスでは牛丼家巡りをして、ロスにある9軒全てに行った。紀伊國屋書店もあり、日本のものもそろう。
夕刻、混雑しているモノレールに乗車した。前に座っていた若いカップルが立ち上がって、私たちに席を譲ってくれた。日本では席を譲ってもらったことがない。マレーシアの若い人は老人に親切だ。車内を見渡すと私たちが最高齢で、若い人が多い。
マレーシアでは豚肉は宗教上の理由で食べない。アルコールも飲まないので、酒類は輸入しており酒の価格は日本の2倍する。チキンが多いが皮が取ってある。マレーシアで肥満が少ないのは皮のないチキンを食べていることと関係しているかもしれない。
ホテル隣の鉄板焼き店で夕食をした。薄切り肉もサーロインも肉が赤身だ。牛肉に脂が少ないのも肥満の少ない要因か。
日本人でペナン島などに暮らす人が増えたという。警察官・教員など公務員の給料は月3万円で、このまま物価が上昇しなければ日本の年金者なら十分暮らしていけそうだ。日本人でコミュニティを作れば暮らしやすいだろう。