桜の季節とメタボリックシンドローム

2008年4月13日

 200841日から職場が、高槻から兵庫県神戸市の三宮に変わった。阪急電車で伊丹から三宮に通勤するようになった。阪急武庫之荘、夙川、岡本駅周辺の桜は満開となっていた。

 

職場環境が変わると予期しないことが起こる。200843日午後3時から鼻水が出始めた。翌4日も午後3時から鼻水が止まらなく、屑籠がティッシュでいっぱいになった。三宮に来て、花粉症になったようだ。

 

478日は出なかったが、9日午後また鼻水が出た。78日に出なかったのは雨で花粉が流されたためだろうか。病気は環境と天候に、強く影響されることがわかる。

 

高槻では近くに田んぼがあり土が多かった。三宮は地面がアスファルトで覆われ、土の所がない。花粉は土に吸収されることなく、アスファルトにぶつかって跳ね上がり空中を舞っているのかもしれない。

 

2008413日高槻城跡公園へ、太極拳をしに行った。公園では私より年輩の人達が、元気にゲートボールをしている。小さな子供達は砂場で遊んでいる。グラウンドでは中学生がサッカーをしている。目の前では若者8人が、三線と太鼓で沖縄民謡を練習している。

 

城跡公園は土で覆われ、緑があり自然がいっぱいだ。太極拳をしていると犬が4匹、鳩が10羽、蝶々が4匹見える。今月初めて見る動物だ。

 

太極拳仲間17人で、青いビニールシートを敷いて花見をした。桜の花は半分散っているが、木の枝の先の方はまだ散っておらず満開になっている。

 

各自、自前の料理を持ってきた。56歳の料理が趣味のSさん(男性)は、鮭としめじの炊き込みごはんを重箱に入れ持ってこられた。「お米に醤油をかけ味付けして、鮭を放り込めば簡単にできます」と言われる。

 サラダも「ジャガイモと人参を切って茹で、マヨネーズで混ぜるとできる」そうだ。デザートのヨーグルトケーキは1日おいた方がおいしいので昨日作り、桜餅まで自分で作ってこられた。料理を趣味にするのも面白そうだ。

 

「よもぎ餅」を作られた90歳のおばあさんにあやかって、長寿になるようみんなで食べた。自ら山に入ってよもぎを採り、混ぜものなしだという。

 

桜の季節、土の上の運動はストレス解消にもなり、メタボリックシンドローム対策によい。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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