私のしごと館とメタボリックシンドローム
2008年7月5日、京都府、奈良県、大阪府にまたがる関西学術研究都市内にある「私のしごと館」に行った。
自宅から中国自動車道、名神高速道路、京滋バイパス、京奈和自動車道を通り1時間10分で着いた。入場料は1人700円だった。CGグラフィックのコーナーの壁には、3日前来館された舛添要一厚生労働大臣の作品が飾られてあった。
「じぶん発見オリエンテーリング」をした。3択36問あり、小中学生が対象となっている。時間がかかったが最後までやり、結果がプリントアウトされた。
「あなたは好奇心旺盛で、いろいろなことに興味を持っています。本を読んだり、仲間と情報を交換したりしながら、その知識を広げ、深めていこうとします。あなたは創造性に富み、豊かな表現力を持っています」とある。
仕事に関しては「多くの情報を集めて、その中から重要なポイントをまとめ、整理する仕事。豊かな創造力と発想力を生かして、何かを発明したり、開発したりする仕事。例えば、病気の原因を突き止めて、治療法を研究するような仕事が向いています」とある。
3の36乗通りの答えの中で、これだけの解答を出すとは、よく考えられている。職業として内科医師、雑誌編集者、シナリオライターなどがあった。私は内科医師として臨床研究をしているときは幸せだった。同じ医療でも、俊敏さが要求される救急医療よりも、じっくり考える医療が向いている。
雑誌編集者も向いていたかもしれない。学会やシンポジウムのプログラムを組んだり、医学雑誌の特集号の個々の題名と著者を決めたりするのは楽しかった。
シナリオライターも面白そうだ。興味深い話でも、メタボリック教室に書けるものは、医師という立場上半分もない。面白い話を、時代を変えたり、いろいろ組み合わせたりすると小説がいくつも書けそうだ。老後の楽しみにとっておこう。
医師が主人公になっているテレビドラマは多い。NHKの朝の連続ドラマ「ええにょぼ」の取材でNHKのスタッフの人が大阪大学第2内科の医局に来られた事がある。市立病院で研修をしている女医さんが紹介されていた。
「ええにょぼ」は神戸の街と舟屋で有名な
「私のしごと館」は広く、館内を歩くだけで運動になりメタボリックシンドローム対策によいと思った。