高槻城跡公園と太極拳
2009年2月8日、伊丹から高槻城跡公園に行った。
太極拳の前に歴史の散歩道「城跡コース」を歩いた。枯山水様式庭園では、90羽の鳩が木漏れ日の中、群れていた。姉妹都市の
高槻城主高山右近の像があった。キリシタン大名であった高山右近は、人徳があり、金や地位で動かない人として知られている。高山右近は伊丹(有岡)城主荒木村重に、妹と息子を人質に出したとある。
高山右近は秀吉の信任があつく、山崎の合戦では先鋒を務めている。しかし、秀吉のバテレン追放を拒否し、加賀の前田利家のもとに行き、異国の地フィリピンのマニラで亡くなった。現在、マニラ市と
「右近と村重」は大河小説の題材になりそうだ。右近と村重は、ともに利休七哲(千利休の7高弟)として知られ、文武両道の人だった。信長と荒木村重、秀吉と高山右近の主従関係をからませ、何故、2人は信頼を得ていたにも関わらず、離反していったのか。2人の心の葛藤、取り巻く女性たち、宗教との関連など描けば面白い。
冬、戸外で行うスポーツは日本の四季を実感する。台北に行ったとき、岡山大学に夫婦で留学していた方に「日本は四季があっていいですね」と言われた。
マレーシアに行った時にも、青年に「日本は冬があっていいですね。3ヶ月分の月給を使って、北海道にスキーに行って来ました」と言われた。日本人は四季があることを当たり前だと感謝していない。
人間ドック受診女性に「どんなスポーツをしていますか?」と聞いた。スポーツをしていると答えてくれた20人の中で、太極拳は2番人気で4人いた。ヨガが7人で一番多く、スイミングが3人、社交ダンス2人、フラダンス1人、フォークダンス1人、テニス1人、ゴルフ1人だった。
筋肉量、特に下半身の筋肉量は加齢とともに確実に減少し、寝たきりの原因となる転倒・骨折を増加させる。太極拳は筋トレになり、転倒・骨折を防ぐ効果がある。太極拳は戦国時代のような戦うための武術ではなく、争わない健康主体の武道として有用だ。