異業種OB会と健康太極拳

2009年9月19日

    2009917日、大阪市北区にあるウエスティンホテル大阪で行われている「ディナーを食べながら話をする異業種OB会」に行った。

 

高校の先輩に誘われて入会し、毎月この夕食会に参加している。今回の出席者は41名だった。午後6時と早い時間から始まるので、企業OBの高齢者が多い。4つの丸いテーブルがあり、くじを引いてABCDのテーブルに分かれる。両隣に座った人と、ワインを飲み食事をしながら話をするので、毎月2人づつ友人が増えていく。

 

左隣のT電機OBの人と話をした。「この会に出て、いろいろな業種の人と知り合うと刺激になって若返ります。退職して自由な時間ができ、毎日、気功の練功十八法をやったり古典を読んだりしています。全てを忘れて熱中できるものができ、今までで一番充実した人生を送っています」と言われた。

 

私の場合、パソコンに向かってブロブを書いている時が、全てを忘れ熱中している時間なのか。「私も練功十八法をしています」と言うと、右隣りのSデパートOBの方が「今、練功十八法という言葉が聞こえてきましたが、私もやっています。太極拳は20年間しています」と話に入って来られた。

練功十八法は"伸びきる気功法"で、メタボリック教室の第44段「甲子園とメタボリックシンドローム」に書いたが、両隣の人が気功や太極拳をされていることに驚いた。

 

その日のメニューは"鮪・ズワイ蟹・彩り野菜の取り合わせ・三種類の和テイストで""恵比寿南瓜のクリームスープ""すずきの海藻パン粉焼きポロ葱のクリーム煮添え赤ワインソース""鴨のロティアンディープ添えオレンジソース"といつものように、手の込んだ凝った料理だった。

デザートには"牛乳プリン黒糖アイスクリーム添え"が出た。このホテルのシェフは、これまでのメニューを記録されているのか、毎回違った新しい料理が出てくる。

家に帰ると「お父さん、5時から男ね。高田純次みたい」と娘が言う。高田純次に似ているということは、マイナス思考で考えると"いい加減な男"になるが、プラス思考で考えると"付き合いたい中高年男性ナンバー1"になる。

 

918日、職場のある吹田市江坂から1時間かけ、高槻市高槻町にある高槻センター街ホールに行った。金曜日午後630分から830分まで、重見冨陽子(しげみふよこ)師範による「楊名時健康太極拳教室」が開かれており、ここにいると毎週2時間無心になることができる。

 

働き盛りの頃は「老人になって退職すると、することがなくて退屈な毎日になるのでは」と心配していたが、健康な体で何かに熱中して暮らすと、充実した毎日を送ることができる。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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