腹囲と脂肪肝のハニーな関係
2009年9月19日、大阪市中央区にある薬業年金会館で「第31回関西総合健診医学懇話会」(河野典夫会長)が開催された。昨年より30人多い120名が参加した。
「健診における腹囲と超音波による脂肪肝との関係について」の発表があった。2009年3月から6月まで健診を受けた2259名について、腹部超音波検査で正常、不規則性(部分性)脂肪肝、びまん性(全体性)脂肪肝に分け検討している。不規則性脂肪肝は軽度~中等度の脂肪肝に見られることが多い。
超音波による脂肪肝と腹囲(内臓脂肪蓄積の指標)との関係は、男性での腹囲は正常者83.6cm、不規則性脂肪肝87.5cm、びまん性脂肪肝93.0cm、女性では正常者78.1cm、不規則性脂肪肝87.3cm、びまん性脂肪肝91.5cmと脂肪肝の程度とともに腹囲が大きくなり、腹囲と脂肪肝の間には蜜な関係があった。
脂肪肝とは肝細胞に中性脂肪が過剰に蓄積された状態をいい、多くは食べ過ぎと運動不足によって起こる。内臓脂肪が蓄積すると、門脈血中の遊離脂肪酸、グリセロールが増加し、中性脂肪の合成が亢進して肝細胞に蓄積する。
血液検査ではAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP(ガンマ‐GTP) の上昇がみられる。メタボリックシンドロームに伴う脂肪肝では、ALTがASTより上昇することが多い。γ-GTPは、アルコール性脂肪肝ほどには上昇しない。コリンエステラーゼは高値となる。メタボ健診では肝機能検査としてALT、AST、γ-GTPの3項目が加わっている。
脂肪肝の診断は超音波検査やCTスキャンが、脂肪肝の治療は食事と運動による減量が基本となる。
9月20日、妻と娘を連れ、久しぶりに神戸へ出かけた。阪急花隅駅から半円の形をした神戸メリケンパークオリエンタルホテルへ行くと、その日7組のウエディングがあげられていた。
ホテルの14階にある中華料理「桃花春」は、眼下に神戸港、モザイク、海洋博物館、北には六甲山の緑の山並み、南東にはポートアイランドと眺望がいい。"紫芋と海鮮入りふかひれスープ"は珍しい紫色をしており、ふかひれがヒレの形を保っていた。"芝海老と紋甲いかの紅花の香り炒め"は、エビがぷりぷりし大きく食べ応えがあった。
神戸空港へ見学に行くと、家族連れで賑わっていた。快晴で展望台からは対岸にある大阪府泉佐野市にあるりんくうゲートタワービルと関西国際空港連絡橋が見える。
快晴の暑い中、出発するANAの飛行機に向かって、滑走路に23人(男性10人、女性13人)の職員が一列に並び、横断幕とプラカードを持って立っていた。こちらを向くと「9月20日は空の日です」と書いてあった。帰りに乗ったポートライナーは、次の神戸花鳥園駅で一杯になった。