姫路城ロケ地巡りとメタボリックシンドローム
2010年1月30日、午前10時50分自宅を出発し、中国道・山陽道を通って、世界遺産国宝「姫路城」に行った。
3週間前、松竹太秦の監督が「姫路城で永島正敏・松たか子の"隠し剣鬼の爪"や東山紀之の"必殺仕事人"を撮影していた。真田広之・宮沢りえの"たそがれ清兵衛"を撮影した彦根城は山城(やまじろ)で撮影道具を持って登るのに大変だったが、姫路城は平城(ひらじろ)で楽だった」と言われ、東映太秦の監督も「姫路城で里見浩太郎の"水戸黄門"を撮影していた」と言われていたので、姫路城に興味がわき行くことにした。
午後1時30分、行列シーンでおなじみの「菱の門」から姫路城に入って行った。菱の門は"隠し剣鬼の爪"で東北の小藩"海坂藩"の門として撮影されている。菱の門は"必殺仕事人"でも撮影されている。"大奥"が撮影された千姫ゆかりの「西の丸」から見る「渡櫓」の屋根は白く、白鷺城の名もうなずける。
"影武者"や"007は二度死ぬ"が撮影された「備前丸」のベンチに座って、目の前の「大天主」を眺めた。風が冷たい。毎年11月14日の世界糖尿病デーには、姫路城がブルーにライトアップされる。 大天主は必殺仕事人、水戸黄門でもしばしば使われている。石垣の石を見ると色が一つ一つ違っており、黄土色の石の中に所々濃いグレーの石があった。中国からの団体客や、韓国、欧米からの人もたくさん来ており、観光立国日本を感じた。
午後3時15分、姫路城を望む庭園「好古園」に行った。「御屋敷」の活水軒でバニラアイス、栗,水まんじゅうの入った"葛きりアラモード"を食べながら庭を眺めた。瀬戸内海をイメージした池には、大きな橙色の鯉4匹と白い鯉1匹が泳いでおり、木々には小さな白い鳥が1羽、黒い鳥が6羽いた。
木でできた渡り廊下を歩き、潮音斎で姫路城を借景にした庭を見、シロワビスケの白い花がさいている苗の庭を通り、水戸黄門が撮影された「茶の庭」に行った。茶の庭にはロシア語を話す中年夫婦、中国語を話す3人連れ(男性1人、女性2人)がいた。
同じく水戸黄門が撮影された「松の庭」は瀬戸内地方のアカマツ林をイメージした庭で、ドイツ語を話す3人連れ(男性2人、女性1人)、英語を話す若いカップル、欧米人2人と韓国語を話す若い男性3人がいた。日本人はほとんど見かけず、水戸黄門が生きていたら驚くだろう。花の庭には朱色のサザンカの花が咲いていた。
高齢者向きのひらじろ姫路城を3時間かけて巡り、いい運動になった。