大阪市街歩きとメタボリックシンドローム
2010年2月6日土曜日、梅田駅周辺を散策した。高槻から江坂に移り、平日昼の散策ができなくなったので、土日はメタボリックシンドローム対策のため街歩きをしている。
阪急百貨店は工事中で、デパート不況の時代、梅田に阪急、阪神、大丸、伊勢丹・三越ができて、どこかつぶれるのではないかと心配になった。
大阪市地下鉄の駅名が梅田になっていることに気付いた。昔読んだ本に、民間の阪急、阪神の私鉄は、国営の駅名大阪駅に反発して梅田駅と名付けたと書いてあった。大阪市は民間でなく公営なのに何故、大阪駅とせず梅田駅としたのだろう。大阪府の橋下知事は国に反発しているが、大阪市も昔は国に反発していたのだろうか。
阪神百貨店の地下に150名の長蛇の列ができていて、ガトーフェスタハラダというラスクの店だった。つい数年前、バウムクーヘンの店の長蛇の列に並んで買ったことがあったが、お菓子業界も変化していく。
2月7日の日曜日は、環状線のJR桃谷駅周辺を散策した。駅の東側の商店街は、うなぎの寝床のように細長くて長く、どこまでつづくのかと思った。鹿児島県産のうなぎも1本580円と伊丹の1000円に比べ安く、2本買ってしまった。中トロのすし7つも500円と安く2つ買った。
桃谷駅近くには、NTT病院、警察病院、愛染さんもあり、新しい発見がいくつもあった。平日に運動できない人は、土日休日街歩きをすると楽しく、健康にもよいだろう。
2月10日、大阪市中央区で友人達と寿司を食べながら大阪市について話をした。「大阪市は昔から"みんな来なはれ"の街で、大阪市に行くと何とか食っていけると、西日本各地から生活に困った人達が集まってきた。今は東京の地下街のホームレスの人達が、支援団体によって集団で大阪にやって来ている」と言う。
歴史的に見て大阪市は誰でも受け入れ、人情味豊かな懐の深い街だ。豊かな人が貧しい人に分け与え、餓死者を防いでいるインドに似ている。大阪市の生活保護人口は1989年の4.7万人から2008年11.7万人となり、大阪市民の20人に1人が生活保護を受け、全国平均の5倍になっている。
大阪市の生活保護費は1989年の902億円から、2009年2443億円となり、大阪市職員の人件費を2601億円から2397億円に削減したが、カバーできないという。市債残高は一般会計で2兆7925億円、全会計で5兆1577億円になっている。
大阪市は不動産など多くの資産があるので、ムーディーズの格付けはAa1と今のところよいが、税収をあげるか支出を減らす対策が必要だろう。