大阪府北摂地区街歩きとメタボリックシンドローム
2010年2月11日建国記念日、大阪府北摂地域にあるにある阪急豊中駅周辺を散策した。休日は健康のため街歩きをしてメタボリックシンドローム対策にしている。
駅から300メートルの豊中稲荷神社で「北摂一のこだわり屋台」をやっていた。ミシュランガイド京都大阪に載っている"一汁一菜うえの""旬菜天つちや"など北摂の超高級店19店の食べ物が500円均一とあって、境内は大混雑し、よちよち歩きで歩いて行った。
一汁一菜うえのの味噌おでんは80人、あわ麩照り焼きは30人、ビストロ疋田は40人の行列ができていた。
大阪府下33市中、納税者1人当たり個人市民税額が上位なのは、1位箕面市18.2万円、2位吹田市16.7万円、3位豊中市16.2万円、4位池田市15.3万円と北摂地区に集中し、大阪市の12,1万円に比べ多く、北摂地区の繁栄もうなずける。
これら4市の多くの人は大阪市内で働き、大阪市で得た収入を北摂の各市へ納税しており、北摂地区の繁栄は大阪市によるところが大きい。
前日、友人たちと「大阪を東京に負けないよう発展させるには、どうやったらいいか」話をした。大阪が東京に差をつけられた最大の要因は、東京に許認可権のある霞が関があるからだ。銀行、生保、証券、商社、ゼネコン、メディアなど本社に置いている。
第2の要因は東京都と異なり大阪府と市が別で、協調して産業を育成することができず、税収が落ち込んでいる。大阪市の個人市民税額は納税者1人当たり12.1万円で東京都19.7万円、横浜市17.0万円、名古屋市15.1万円、神戸市14.1万円に比べ少なく、18政令都市中15位となっている。
一方、大阪市は身の丈以上のサービスを大阪市住民に提供している。24区全てに市民会館やプールを作り、人口から考えると東京の3.5倍になる。大阪府は博物館を作るにしても大阪市内に作ることが多く、大阪市と大阪府の事業が重なりムダになっている。
経済規模の大きい東京は区部が中心となり、神奈川県、千葉県、埼玉県を引っ張って発展してきた。大阪は府と市が別で経済の中心となることができず、兵庫県、京都府、奈良県を引っ張って行くことができなかった。
財界の親しい友人は「大阪市が大阪府と合併することに反対している。橋下知事が次期大阪市長選に出馬して、大阪市が大阪府を飲みこみ大(だい)大阪市にするのが一番早い」と "大大阪市構想"を唱える。
私の身近な人達は皆、大阪府と大阪市が一緒になれば大阪が発展すると思っているが、2つの大きな組織が合併するのは容易なことではない。