初詣・年賀状・お節料理とメタボリックシンドローム
あけましておめでとうございます。日本の正月は、お雑煮とお節料理を食べ、年賀状を読み、初詣に行くことから始まる。
2011年1月1日元旦、お雑煮は餅に鶏肉、大根、人参の入った澄まし汁だった。お節料理は暦の節日である正月に食べる保存食だ。今年も例年通り、冷たくなっても美味しい"奥村彪生(あやお)のおせち料理"を食べた。奥村彪生は和歌山県出身の料理家で、日本の伝統食や食文化の研究者として知られている。
一の重には定番の黒豆金箔のせ、紅白なます、子孫繁栄の数の子醤油漬、腰が曲がっても長寿を祝う活車海老揚げ煮、黄金色のりんごきんとんなど13品が入っていた。二の重には大きな芽が出ることから出世を連想させる六方くわい、めでたい鯛空揚げポン酢など17品あったが、牝蠣時雨煮、銀だら黄金焼、帆立貝べっこう煮など旨かった。
郵便受けには年賀状がどっさり届いていた。大部分の年賀状は「初春のお慶びを申し上げます。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」などの文章に、今年の干支(えと)である兎(うさぎ)の絵が印刷してある。
年賀状に「メタボリック教室を読むのを楽しみにしています」「お変わりませんか、昨年の豪雨で庄原は大変でしたね、今年もよい年でありますように」「メタボキャンペーンは続きます、ご教示のほどお願いします」などと直筆で添え書きがしてあると嬉しい。
午後2時40分、大阪市天王寺区にある四天王寺へ初詣に行った。前回行った住吉大社に比べ規模が小さく歩きやすい。
四天王寺は593年に聖徳太子が建てた日本最古の寺院で、世界最古の企業である金剛組が建立している。和宗総本山の四天王寺には天台宗の最澄、真言宗の空海、浄土宗の法然、浄土真宗の親鸞らが訪れている。
金堂にある本尊の救世観世音菩薩の前には、一升瓶の日本酒がぎっしり並べられ、大きな丸い餅2つの上にみかんが載ったものが数多く供えられていた。五重の塔内に入ると中央に階段があり、昇れるようになっていた。講堂には阿弥陀如来像があった。
今年の元旦は6℃と例年より寒く、手がかじかむように冷たい。人だかりがあったので行ってみると、何本かの木槌と木の臼が置いてあった。木槌で木臼を3回叩き、肩腰胸など病のある所を3回叩くことを2回繰り返すと病気の人は治り、丈夫な人はますます健康になると書いてあった。両膝と両手を叩いておいた。
今年も1年健康で、戸外に積極的に出て見聞を広めることができますようにと祈願した。