USC同窓会香港とハリウッド映画
2011年10月13~15日、JWマリオットホテル香港で「南カリフォルニア大学(USC)同窓会香港」が開催された。
10月13日午前10時5分関西空港から、キャセイ航空CX503便41C席で香港空港に向かった。香港は4度目だ。香港島アドミラルティ(金鐘)にあるコンラッドホテル4116号室に宿泊した。コンラッドホテルはマリオットホテルと3階でつながっている。
午後7時マリオットホテルのレセプション会場に行くと、アメリカ人の会話でどよめいていた。カンパリソーダを飲みながら、アメリカ人の元気のよさに圧倒された。「同窓会は出席できる時には出席するように」という父の教えで香港まで来たが、留学から26年経ち英会話力の落ちている私は、場違いな所に来たと少し後悔した。
午後7時30分から、ディナーが始まった。10人掛けの丸いテーブルが40あり、自由席となっていた。右隣りに座った電話会社の友人は「400人のうちアメリカ人が4割、中国人が4割ぐらいか。日本人は10人ぐらいで、日本人が激減している。まるで米中会談のようだ」と言う。以前のUSC同窓会は、米日中がそれぞれ同数の100人ぐらいだった。
左隣りの席に白髪の初老の中国人が座られた。「娘がNHKワールドニュースの英語のアナウンサーをしており、時々、東京に会いに行っている。映画のプロデューサーをしており、日本の映画も三船敏郎の将軍を作った」と言われる。
「USC出身のルーカスやスピルバーグと一緒に映画を作ったことがあるか」と聞くと、「インディ・ジョーンズをスピルバーグと一緒に作った」と答えられた。インディ・ジョーンズは肥満研究でのアメリカ留学時代、ハリウッドの中国風建築のチャイニーズ・シアターに子供と観に行ったことがある。
チャイニーズ・シアター内には大きな柱があり、劇場の前には有名なハリウッドスターたちのサインや手形があった。写真は、その頃デスバレーに家族で行った時のものだ。あの頃は顎ひげをはやし、すっかりアメリカ人になり切っていた。
伊勢海老のミソがたっぷり入ったスープが旨い。電話会社の友人は「あの人は映画界では有名な人だ」と言う。普段話せない人と、なにげなく会話できるのが、USC同窓会のすごい所だ。美味しい中華料理を食べ、中国映画界の重鎮と話ができただけでも、はるばる香港まで来た甲斐があったと思った。