異業種交流会とアンチエイジング
2011年11月12日午後6時から、大阪市天王寺区ホテルアウィーナ大阪で「第36回大阪福の会(広瀬叔功会長)」があった。
福の会は、広島県呉市の千福酒造が始めたもので、初代会長は呉市出身の南海ホークス鶴岡一人監督だった。
千福(せんぷく)酒造の三宅社長に「どの酒が旨いか」と聞くと、「1升(1800ml)1万円の酒は旨いが、毎日は飲めない。千福の酒は1500円の酒でも美味しい。一番高いのは8万円する。8万円の酒は3万円の酒より、いい所を使ってある」と答えられた。有名な「♪千福一杯いかがです~」のコマーシャルは、サトウハチローが呉の酒蔵に来て作詞したものだそうだ。
南海ホークスの富田勝選手も来られていた。富田選手は、山本浩司(広島)、田淵幸一(阪神)と同期で、法政3羽ガラスと呼ばれていた。六大学の同期ライバルには星野仙一(中日)がいる。富田選手が「広瀬選手(南海)の方が福本選手(阪急)より盗塁数が少ないのは、広瀬選手はここぞという時しか盗塁をしなかったからだ」と言われた。
福本選手とはテレビの生番組「宮根誠司のおはよう朝日です」に、一緒に出演したことがある。1995年10月18日、放送当日の午前5時50分ハイヤーが迎えに来た。大阪市福島区にある朝日放送に入ると、見覚えのある顔の人と玄関で出会った。福本豊選手だった。
番組の前、5分間宮根アナと打ち合わせをした。顔に濃い肌色のどうらんが、べっとりと塗ってある。聞くと宮根アナは「ゴルフで日焼けしたので厚めに塗った」と言われた。
番組は小さなスタジオで撮影されており、モニター室から見ると左手に司会の宮根誠司や女子アナ、福本選手らが立ち、正面にはエレクトーンがあり、右手から撮影していた。午前7時20分から8分間「見分けよう、アブナイ肥満!」のタイトルで、内臓脂肪型肥満について宮根アナの質問に答えた。
話が大きくそれてしまったが、この日、化粧品メーカーの人と話をしていると、「先生のメタボの講演を聴いて、3年前から異業種の会に出るようになった。仕事と関係のない人と飲んだり食べたりしながら話をするのは、アンチエイジングになるのではないか」と言われた。2008年11月20日に異業種の会で「メタボリックシンドロームのすべて」のタイトルで講演をした時、行政・財界・法曹界の要職にある友人9人で大分県湯布院温泉に一泊旅行をした時の写真をスライドにし、「健康づくりには多くの物・人と接することがいい」と話したのを覚えておられた。
そういえば、「大阪福の会」出席者も、年齢より若く見える人が多い。いろいろな職種の人と話をすることは、アンチエイジング・認知症防止につながるのではないかと思った。