クリスマスと肥満の子供・福島で増加

2012年12月27日

    20121223日天皇誕生日、宝塚市にある「大本山中山寺」に行った。

午後240分、中山寺駐車場に着くと外は寒く、みんなダウンを着ている。紅葉のころに比べて人出が少ないのは、寒さが原因だろうか。

本堂横の阿弥陀堂前に、七五三の絵馬が掛けてあった。8歳、6歳、4歳の子供たちが書いたものだ。「元気で育ちますように」などに混じって、「いいお医者さんになれますように」と書かれたものもあった。

 

山門のすぐとなりに写真館があった。中に入ると、金田正一元プロ野球選手がお孫さんといっしょに写っている写真が飾ってあった。小学校の頃、父と行った広島市民球場 表示で見た国鉄スワローズの金田投手は、サウスポーで体の大きな選手だった。

 

1224日クリスマス・イヴの日、1121日にグランドオープンした大阪梅田「阪急百貨店」に行った。午後240分、阪急百貨店内のエスカレーターは行列ができ、9階から12階までが吹き抜けの祝祭広場では、大阪芸術大学の人たちが生演奏をしていた。

11階には子供服売り場があり、ベビーディオール・アルマーニジュニア・グッチなどが並んでいる。ベビールームや、託児スペース・お昼寝スペース・洗面スペースが完備したキッズルーム(お子様一時預かり)もあった。

地下一階の食品売り場は大混雑で、クリスマス・イヴとあってか、ケーキ売り場は最後尾の看板を持った人が立っている。ハッピーターンズは1時間30分待ちで、子供達がお気に入りの「グラマシーニューヨーク」は大行列になっていた。

夜、家族4人でクリスマス・イヴを祝った。4人でクリスマス・イヴを送るのは久しぶりだ。息子が買ってきたシャンパンを飲み、妻が揚げたチキンを食べながら、「平凡な日々を送れることが一番の幸せだ」と感謝した。

 

1225日、文科省は平成24年度学校保健調査を公表した。肥満の子供が福島県で増加している。特に小学校低学年で増えており、2年前に比べ小14.7%増の9.7%、小35.1%増の11.5%となり、福島県の肥満の子供の割合は5歳から9歳までが全国一となっている。

 

宮城県、岩手県では横ばいで、原発事故後の屋外活動の制限による運動不足が原因の一つとみられている。阪神大震災ではストレスによる過食も肥満の原因になっていた(メタボ教室第347段「大震災・ストレス」)。

東北地方は肥満の頻度が高く、摂食量も他の地方に比べ多い(徳永勝人他:肥満研究2003 表示)。運動とともに食生活にも気を配ることが、福島の子供の肥満対策に必要だ。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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