糖尿病ケアとロサンゼルス父母との想い出
2013年4月18日、兵庫県尼崎市にある都ホテルニューアルカイックで、第14回阪神生活習慣病研究会が開催され、オープニング・リマークスを「アジアの肥満2型糖尿病の国家的取り組み」のタイトルで行った。
特別講演は、辻井悟天理よろづ相談所病院内分泌内科部長による「糖尿病のトータルケア」で、「患者を主体としたチームアプローチが重要だ」と話された。後輩の病院勤務医は「辻井先生は、歯科衛生士や臨床心理士をチームに入れ、理想的な糖尿病ケアをされている」と言う。
懇親会で辻井悟先生と話をした。辻井先生は京大から1987~1989年、私と同じ南カリフォルニア大学(USC)ブレイ教授のもとで、肥満研究をされていた。住まいも私と同じグレンデール市で、子供さんと一緒にイエローストーン公園にも旅行されたという。
帰宅して、父の遺品の「昭和58年ロサンゼルス」と「昭和59年カリホルニア」の白い分厚いアルバムを改めて見直した。歯科医をしていた父母は、私が留学中に2度ロスを訪れている。
1983年10月10日午前12時、父母はパンナム22便でロス空港に到着。グレンデール市グレンウッドのアパート 表示で、孫と一緒に遊ぶ。
10月11日、ヨットハーバーのあるマリナデルレイで船に乗り 表示、紅花 表示で鉄板焼き 表示を食べた。
10月12日、サンディエゴのシーワールド 表示を見て、ホリデイイン($83)に宿泊 表示。
10月13日、サンディエゴから国境を越え、メキシコのティファナ市 表示 で買い物 表示をした。
10月14日、ディズニーランド 表示に行った。
10月15日、ユニバーサルスタジオ 表示に行った。
10月16日午前10時、ロス空港に行くと、九大の大村裕先生(日本肥満学会初代理事長)、横浜市大の井上修二先生(二代目理事長)とバッタリ出会い話をした。普通の子の長江健次もいた。12時発パンナムで帰国する父母を見送り 表示、急に淋しくなった。
1884年10月11日午前11時54分、ユナイテッド航空でロス空港に到着。
10月12日、ポールゲッティ美術館 表示を見学、家でくつろぐ 表示。
10月13日、遊園地のナッツベリーファーム 表示で遊んだ。
10月14日、USCの研究室と病院を見学。写真 表示はUSC・ロサンゼルス郡病院で、ちょうど立っている場所でNHK大河ドラマ「二つの祖国」のロケが行われた。翌日、父母は帰国した。
父が残した2冊のアルバムには、ロスで行った場所が几帳面に書いてあり、家族の想い出がぎっしり詰まっていた。
歯周病は糖尿病と密接に関連している。糖尿病のトータルケアには、口腔ケアも加えるとよい。