癒しの環境とスイスの肥満・平均寿命
2013年6月22日、広島県庄原市の実家に帰省した。
午後7時、高校時代のクラスメートと、老後の話をした。鯉の話題が出た。友人は「鯉と、水の流れる音と、緑は癒しになる。癒しには太陽も重要で、南向きの家がいい。それと松の木があるとベストだ。大阪から講演に来られたホスピスの先生が『私がいる病院の病室は全て南向きで、池で鯉が泳いでいる』と話されていた」と言う。
私の父の趣味は、鯉を飼うことだった。赤に白や黒が混じった鯉、オレンジ色の鯉、いろいろの模様の鯉が16匹いた。母に引き継がれ、今は8匹に減少している。エサをやると、口をパクパクして食べる。私の実家も南向きで、池で鯉 表示を飼い、緑の庭には松の木がある。癒しの条件が5つともそろっている。池で鯉を飼うことは、父や母の癒しになっていた。
6月23日12時30分、"かんぽの郷庄原"で食事をした。スイスのΩ(オメガ)の時計が話題になった。1972年大学5年生の時、スイスで買ったΩの自動巻きの時計は、41年後の今でも使える。当時はローレックスよりΩの方が有名で、現在もアンティークな時計として評価されている。
1972年7月30日、イタリアからスイスのジュネーブに行き、ツーンのホリデイインに宿泊。夜ディスコに行き、ダンスをした。徳島県出身のクラスメート 表示は、日本から持参した雪駄をはいて阿波踊りを踊り、注目を浴びていた。
7月31日、水色のセーターを買い、ユングフラウ観光 表示に行った。
8月1日、インターラーケンでΩの時計を買った。花火大会があった。
8月2日、ツーンから、ドイツのハイデルベルグに行った。
スイスのBMI30以上の肥満の頻度は8.1%となっており、OECD諸国では日本3.5%、韓国4.1%に次いで3番目に少ない。スイスにはドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏がある。ドイツの肥満の頻度は14.7%でOECD34カ国中15位、フランスは12.9%で9位、イタリアは10.3%で5位となっている(OECD健康データ2012)。
スイスの肥満の頻度が少ないのは、スイス健康局が10年前から「健康な食生活と運動を促進する」キャンペーンを行っており、肥満増加に歯止めがかかっているためだろう。
先月のUSC同窓会で、ソウル大学教授は人口当たりの100歳以上の頻度を、市町村別に色分けして韓国地図で示された。「100歳以上の人は、韓国沿岸部では少なく、多い地域は全て山間部だった。高地に住むことは長寿になる要因の一つだ」と結論付けられた。
日本でも、高地にある長野県の平均寿命は男女とも1位になっている(厚労省2013)。高地にあるスイスの平均寿命も83歳と、日本と並んで世界一となっている(WHO世界保健統計2013)。