近畿庄原格致高校同窓会と英語・数学・音楽

2013年10月30日

    20131026日、大阪市北区にあるマルビル大阪第一ホテルで、近畿庄原格致高校同窓会が開催された。

午前11時、会場には建築家でチャーチル会員の松田昌久氏(昭和28年卒)の絵画と、陶芸家の玉川義人氏(昭和42年卒)の陶器が展示されていた。

 

記念撮影をしたあと、総会があった。広島県から来られた三宅康生校長は「格致高校の特徴を出すため英語に力を入れ、午前730分からリスニングを行っている。英検1級や2級をとった生徒もおり、半数が英検準2級を取得している。マレーシアで理数系では1番いい高校と姉妹校になった。官僚を多く輩出しているマレーシアの国立大学とも提携した」と話された。高校もグローバル化している。

 

懇親会は、年代毎の丸いテーブルになっていた。左隣は大阪で病院の師長をしていた同級生(昭和43年卒)で、親の介護や孫の話をした。

右隣りも同級生で、S銀行OBだった。私が「3日前、異業種の会でS銀行OBと話をした。大分舞鶴高校出身で、『伊勢正三は高校時代の友人で、一級上の南こうせつは歌が抜群にうまかった』と言っていた」と話すと、「伊勢正三のコンサートに今年3回行った。"22才の別れ"や"なごり雪"がいい。かぐや姫のコンサートも2度行った」と言う。

 

数学や物理、化学、日本史などの先生が話題になった。私は高校時代、数学と物理が得意だったが、体育が苦手だった。スポーツや音楽をすると友達ができる。数学に近い音楽の作曲をした。バッハの時代からビートルズまで、作曲には曲を上下や左右にする数学のシンメトリが使われることがある。上下のシンメトリを使えば、リズムは同じで、全く新しい曲ができる。

 

1965年頃は岩谷時子作詞、弾厚作作曲の歌が流行り、加山雄三の"夜空の星"が好きだった。「僕の行く所へ、ついておいでよ。夜空にはあんなに星が光る。・・(ミレドララ~ソラドミ、ドドドレレレミ。・・)」を数学のシンメトリを使い上下逆に作曲すると、「ドレミソソ~ラソミドレ、ミミレドレ。・・」と"草競馬"と同じ曲になった。

 

懇親会の途中、8分間、現在の格致高校生のプロモーション映像が流れた。格致祭では、ブレイクダンスを踊ったり、カラオケをしたりしている。私たちの頃は、「豊作貧乏」 表示というプラカードを掲げて、校庭を一周したことがある。時代は変わった。

 

午後3時、幹事の甥っ子が高校時代同じクラスだったというJUJUの歌声で、同窓会は幕を閉じた。高校の同窓会は、恩師や友人など共通の話題があり、時を忘れ青春時代にタイムスリップすることができる。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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