大阪大学医学部同期同窓会と65歳からのメッセージ
2014年9月6日、大阪市北区にある帝国ホテル大阪で、「大阪大学医学部昭和49年卒同窓会(卒後40周年)」が開催された。
午後5時45分から記念撮影をし、6時から4階牡丹の間で同窓会があった。北は北海道旭川市から西は愛媛県松山市まで、99名中41名が参加した。
午後7時前から、近況報告をした。国公立大学教授、国公立病院長、私立病院理事長、勤務医、開業医と全員が現役医師をしていた。
趣味は旅行、特に海外旅行が多い。「パリでムーランルージュに行ったら、近くのテーブルに同級生がいた。パリのデパートに買い物に行った時に、また同級生と出会った」と挨拶する人、ケープタウンとイエローストーン公園に行った人、フランスをレンタカーで旅行をした人、カザフスタンに行った人、「月に1回程度行く海外旅行でつかの間の時間を楽しんでいる」という大学教授もいた。
健康に気を使っている同級生も多く、テニス・水泳・ウォーキング・犬と散歩、トレーニングジム・乗馬・サイクリング・剣道・マラソン・卓球・エアロビクス・ズンバ・登山・ジョギング・ゴルフ・太極拳・ハイキングなどしていた。
午後9時10分から11時10分まで、帝国ホテル大阪の23階にあるラウンジで2次会があった。K大のM教授やB大のW教授らと話をした。M君とは学生時代、北海道 や九州 、上高地 など一緒に旅行した。W君とは1週間、信州旅行 をした。2人とも来年で定年となるが、医師として診療をつづけるという。
帰宅して、各自が書いた49同窓会員へのメッセージを読んだ。I君は「いよいよエンドステージに入りました。毎日同じ仕事を繰り返している間に命はどんどん縮まっていきます。人生とは何かわからないままに。さあここでどうしたらいいのでしょうか。いろいろ考えをめぐらせますが簡単ではありません。本に次の荘子の言葉がのっていました。以有涯随無涯(限りなきものを持って限りなきものに従う、それは危ういことだそうです)。参考になると思います」と書いている。
T君 は「みんな同じですが、お互いに経験したことのない年齢に達してしまいました(当然!)。でも、学生の時とあまり違わない気持ちでいるのは私だけではないと思います。団塊の世代がみんなリタイアすると、日本の活力が失われ、また若い世代の負担が増えてしまいます。お互いに働ける間は働きましょう。『高齢者による高齢者のための医療』を目指したいと思っています」と書いていた。
大学同期同窓会の出席者全員が、バリバリの現役医師をしていた。65歳になっても、十分働くことができる。労働力不足で女性の社会進出が叫ばれているが、元気な高齢者も活用するとよい。