京都東福寺の食・紅葉とサルコぺニア肥満
2014年11月3日文化の日、京都市東山区にある東福寺に紅葉を観に行った。
午前10時自宅を出発、JR伊丹駅から京都駅へ、JR奈良線東福寺駅から歩いて東福寺に行った。東福寺は臨済宗東福寺派大本山で、以前、東福寺から「肥満について」の講和を依頼されたことがある。1236年藤原道家によって創建され、奈良の東大寺、興福寺から一字ずつとり東福寺と名付けられている。東福寺には25の塔頭(たっちゅう)がある。
塔頭・栗棘庵(りっきょくあん)
表示の京料理「高澤」で、"紅葉弁当
表示"を食べた。弁当は4つに仕切られ、京野菜など23品目入っていた。子持ち鮎の甘露煮が旨い。珍しいアマゴの稚魚やカマスもあった。椅子席があり、トイレも洋式洗浄で、脚の不自由な人にも優しい。窓の外の紅葉は、上の方だけ一部紅くなっていた。
午後1時、東福寺通天橋に行った。前回来たとき境内の楓は、鮮やかな深紅に紅葉していたが、今回は所々しか紅葉していない。警備の人に聞くと「20日頃が見頃で、今年の紅葉は昨年よりきれいになる」と言われた。通天橋
表示を渡り、渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)を散策した。東福寺は段々の坂道が多く、いい運動になる。
東福寺方丈「八相の庭」に行った。枯山水庭園の南庭から西庭を通り、通天台と呼ばれる舞台に行った。眼下に深い渓谷があり、通天橋が見えた。北庭はウマスギゴケの緑と、市松模様の敷石との対比がモダンだ。
宮崎シーガイアでの日本肥満学会ワークショップ2(10月25日)で、福岡大学田中宏暁スポーツ科学教授による「効果的な運動処方箋の実際」の講演があった。写真
表示は若き日の田中教授だ。24年という歳月は、長いようであっという間だ。
田中宏暁教授は「肥満症の運動効果はエネルギー消費だけでなく、サルコぺニア改善効果がある。高齢者の筋肉量減少には部位特異性があり、上肢の筋肉や歩く時の筋肉は保たれているが、坂道を登ったり走ったりするときに使う大腿四頭筋・大腰筋・大臀筋が顕著に減少している。歩く速さのスロージョギングをすると、エネルギー消費を増やすだけでなく、サルコぺニア予防にもなる」と話された。
帰路、JR京都駅伊勢丹デパートの食料品売り場に行った。地下2階の弁当コーナーには、六盛・京大和・二傳・泉仙・下鴨茶寮など京の名店が並んでいる。「六盛」で人気NO1の"京の四季"、NO2の"手まり寿司弁当"、惣菜5品に店長お薦めの"甘鯛棒寿司"を買った。甘鯛棒寿司と"いわしの梅煮"が旨かった。
高齢者では、坂道を登ったり走ったりする筋肉から衰えて行く。脂肪が蓄積するとサルコぺニア肥満となる。休日は坂道の多い観光地や神社仏閣を散策し、サルコぺニア予防のため、大腿四頭筋を鍛えるとよい。