太極拳忘年会と五郎丸ポーズ・あさが来た
2015年12月11日、大阪府高槻市で太極拳仲間と忘年会をした。
午後6時30分から練功十八法、八段錦、太極拳を1時間10分した後、11人(60歳代8人、70歳代2人、50歳代1人)で、阪急高槻市駅の南にある割烹「筑漸」に行った。
友人は「ビジネスマンは日経新聞を読むのが必須だが、メーカーの人はサンスポを読むのがいい。TPPのような堅い話より、スポーツや芸能の話題から入った方が、交渉がうまくいく」と言う。
NHK朝の連続ドラマ"あさが来た"が話題になった。「長塚京三や柄本明の息子が出ていて、演技もいい。視聴率も24%と高くなっている。主人公の白岡あさ(波瑠)は大同生命を設立し、あさの夫・白岡新次郎(玉木宏)はユニチカの初代社長だ」と言う。
大同生命の会長さんとは、大阪市北区にあるホテルで5回会食をしたことがある。特別展示「大同生命の源流"加島屋と広岡浅子"」を、大阪市西区土佐堀川沿いにある大同生命大阪本社2階メモリアルホールでしており、大勢の女性客が訪れているという。ユニチカの社長さんとも、5回食事をし話をしたことがある。大阪ゆかりの人が多いので、ドラマに親近感がある。
あさの友人・五代友厚(ディーン・フジオカ)は大阪商工会議所の初代会頭で、学会でよく使用される"マイドーム大阪"の前に銅像が建っている。日本内分泌学会(垂井清一郎会長)など、いろいろな学会が開かれるたびに、五代友厚の銅像を見た。主題歌の「365日の紙風船」もNMB48(難波48)の山本彩が歌っている。
ドラマに、北九州の炭鉱が出てくる。鉱山で粉塵を吸いながら働いている姿を見ると、肺疾患にならないか心配になる。大阪で医師になって40年、胸部X線写真から7人の人を塵肺(じんぱい)と診断した。その全てが北九州の炭鉱で働いていた人達だった。閉山した北九州の炭鉱の人たちを数多く受け入れている大阪は、懐の深い街だと思う。
最近、太極拳を休みがちな人がいた。「体調でもよくないのか」と友人が聞くと「近くに住んでいる娘が、桑田圭祐、ドリカム、三代目J Soul Brothersなどのコンサート、歌舞伎、友人との食事会によく行く。その都度、孫の面倒を頼まれるため、太極拳に来れなかった」と答えられた。
「太極拳も五郎丸のルーティンと一緒で、毎週金曜日に決まってすることに意義がある。外出し、体を動かし、話をする日を決めておくとよい。外に出ないと、引きこもりになる。孫の世話を頼まれても、太極拳をしているので金曜日だけはできないと、娘さんにはっきり断ればいい」と、みんなでアドバイスした。
8年前、メタボリック教室第44段「甲子園」で書いた、阪神・藤川球児投手の投球前の一連のポーズも、五郎丸ポーズと同じルーティンだったのかもしれない。
太極拳忘年会は、スポーツと芸能の話題で盛り上がった。太極拳をルーティンにして毎週行なうと、"引きこもり"になることもなく、心と体の健康によい。ストレスを軽減し、アンチエイジングにもなる。