京都長岡京市の食・光明寺と「安保法制の利点・問題点」
2016年3月20日、京都府長岡京市にある「小倉山荘本館」に行った。
午前11時10分自宅を出発、3連休で渋滞する中国縦貫道・名神高速道を通り、1時間30分かけて、長岡京市に着いた。小倉山荘カフェで、"竹の子おこわ膳
表示"を食べた。竹の子と生麩の田楽、鰯と蕗の煮物に、デザート
表示も付いていた。竹の子・人参・海老の入った白味噌仕立てのグラタンが美味しい。人気の"チョコあられ"を土産に買った。
午後2時30分、近くにある西山浄土宗の総本山"光明寺"に行った。総門から御影堂が近くに見えたが、意外に遠く、階段の途中で息切れしてきた。境内の桜は、まだ蕾だ。御影堂前には、法然上人の像
表示が立っていた。
光明寺は1198年、蓮生法師(熊谷次郎直実)によって創立されていた。1184年、源平一の谷の合戦で、16歳の平敦盛を斬首した直実は、悔恨の念と世の無常を憂い、武士を捨て法然上人を訪れ仏門に入っている。
今朝、3月20日朝刊1面に「南スーダンPKO」「自衛隊、他国宿営地を防衛」「新たな任務12月にも」「安保法29日施行」の4段見出しの記事が載っていた。3日前の3月17日、大阪市北区にあるホテルで異業種の会があり、K大学教授による講演「安全保障法制成立後の自衛隊の役割」が1時間あった。
K大教授は「安保法制は緊迫する東アジア情勢の中で、日本の国土と日本人の命を守るために作られた。憲法9条で交戦権を否定している日本に認められる武力行使は、相手国からの攻撃を排除することだけだ。相手国からのミサイル攻撃がつづく場合、自衛隊に代わって米軍が反撃する。これが日米同盟で、米国が攻撃された場合、米軍を守る必要がある。
政局によって"違憲か合憲か"の議論になり、本質的なことが何も議論されなかった。安保法制は違憲だとするT大法学部教授も、個人的に聞くと『安保法制は必要だ』と言われている」と話された。
また、安保法制の問題点も指摘され「集団安全保障と集団的自衛権は全く違うものだ。集団的自衛権によって、第1次世界大戦、第2次世界大戦など多くの戦争が起こった。日本が"集団的自衛権"という言葉を使うと、国際社会は白い眼を向ける。
重要なのは集団安全保障で、他国を侵略した国があった場合、他の国々が集団で制裁を加えやめさせる。経済制裁で効果がない時は、安保理で決議し武力制裁することになる。その場合、日本は必要最小限の実力行使、支援のみをすることになる。
カンボジアPKOは政権が安定しており、泥棒を捕まえに行くようなものでセーフだが、南スーダンPKOは内戦がつづいており、戦争に行くようなものでアウトだ」と話された。安保法制について、わかりやすく、バランスよく話されたので、みんなが納得する内容だった。
京都長岡京市にある光明寺は、平敦盛を斬首した熊谷直実(蓮生法師)によって創立された寺だった。戦争は、多くの人に深い傷を残す。安保法制は必要だが、いくつかの問題点があり、慎重な運用が求められる。