近畿広島県人会と比婆牛・村上水軍陣太鼓
2016年3月27日、大阪市港区にあるホテル大阪ベイタワーで、近畿広島県人会「ふる里ふれあいまつり」が開催され、350名が参加した。
午前11時30分、県人会は鈴木理加アナウンサー(三原市出身)の司会で始まった。鈴木アナは、毎週月曜日~金曜日の夕方5時13分から、テレビ大阪「ニュースリアルKANSAI」のキャスターをされている。
3人の来賓祝辞があり、高垣広徳広島県副知事は「湯﨑知事は、広島で開催される外相サミットの準備のため来れなかった。サッカーではサンフレッチェ広島が年間優勝し世界で3位になり、全国高校駅伝では世羅高校が男女アベック優勝した。尾道から松江まで自動車道ができ、交通網が整備された」。
天満祥典三原市長は、「爆買いする大型客船が入港できるように、三原港を整備した」、大竹美喜東京広島県人会会長は「瀬戸内海を"東洋の地中海"にするとよい。世界一の観光地になる」と話された。
午後0時30分から懇親会があり、テーブルの左隣はAビール吹田工場の人だった。私が庄原市出身だと言うと、「Aビールは庄原市や三次市の山林を持っている」と言われた。その隣は京都S大学学長(廿日市市出身)で、「祖父が庄原市高野山にいて、庄原に行ったことがある」と言われた。みんな、どこかでつながっている。
途中、広島県立世羅高校校長と岩本真弥陸上部監督が壇上に招かれ、岩本監督
表示は「京都の全国高校女子駅伝の2日前、近畿広島県人会の人に、"トップから30秒以内に、タスキがアンカーに渡ると、初優勝できる"と言った。35秒差だったが、よく逆転してくれた。男女とも、将来オリンピック長距離に出場できそうな生徒がいる」と話された。
世羅高校は駅伝の名門校で、庄原格致高校時代の体育の恩師・黒木先生も世羅高校駅伝部出身だった。
庄原市畜産振興課による、比婆牛ステーキの実演があった。比婆牛のステーキが皿にのせられ各テーブルに回ってきた。比婆牛
表示は庄原市の特産品で、庄原市
表示は地図で見ると和牛の形に似ている。ふるさと納税では、3万円以上で比婆牛ロースステーキ200g2枚、10万円以上で比婆牛サーロインステーキ200g5枚がもらえる。
木山耕三庄原市長(写真
表示右から3人目)の所へ挨拶に行き、「ブランド牛として、比婆牛の知名度をもっと上げるといい」と話をした。大竹会長(庄原市濁川出身)の所へ挨拶に行き、「オバマ米国大統領は、広島に来られないか」聞くと、「今も、交渉している所だ」と答えられた。
アトラクションは「因島村上水軍陣太鼓
表示」だった。村上水軍陣太鼓は出陣と凱旋の時に行うもので、総勢14人(男性10人、女性4人)で演奏された。ウウウーというほら貝の音に胸がたかなり、ドンドコドンという和太鼓の音に熱い血潮が湧いてくる。激しい太鼓で、女子高生の両掌(てのひら)は、血で赤く染まっていた。
庄原市からの土産には、乳団子・竹屋饅頭・比婆美人などがあった。広島県は、比婆牛など美味しいものが多く、村上水軍陣太鼓など伝統文化も残されている。瀬戸内海は風光明媚で、観光地として期待される。