淡路島洲本温泉ー孫と海水浴・肥満糖尿病患者会旅行

2017年8月 9日

    2017856日、4歳と1歳になる孫 表示を連れて、兵庫県淡路島洲本市にある洲本温泉に海水浴に行った。

85日午前9時伊丹を出発、中国縦貫道・阪神高速北神戸線・神戸淡路鳴門自動車道を通り、洲本市に行った。

午前1130分、洲本市街地にある鐘紡の赤レンガ倉庫を改装した「淡路ごちそう館 御食国(みけつくに) 表示」に行き、"特選牛炙り焼きセット"を食べた。

午後045分、洲本温泉にある海月館に着いた。水着に着替え、宿に隣接する"大浜海水浴場"に行った。松林の前に、砂浜 表示が広がっている。35℃と、背中が灼けるように暑い。

午後3時、海月館911号室に行った。最上階、全面総ガラスで、南は眼下に大浜海水浴場 表示、遠くに洲本城跡 表示が、東は大阪湾が広がり、魚釣り 表示もできる。10畳の和室に、昭和を感じさせるレトロなリビング 表示があり、ツインのベッドルーム、トイレも2つあった。

午後440分、5階にある大浴場に行くと、老人に連れられた小学校低学年の子供が2人、泳いでいた。幼児が2人「ジージ、待って」と言いながら、老人の後について入ってきた。夏休みで、孫が帰省しているのかもしれない。

私の孫も、幼稚園に入学して、春休み・夏休み・冬休みの年3回しか大阪へ帰省しない。1歳の孫は、パパ・ママ・バーバは早く言い始めたが、ジージは難しそうだ。冬休みはジャージャ、春休みはジェィジェィ、今回やっとジージと言えるようになった。ア行、エ行、イ行の順に発音しやすいのかもしれない。

午後530分、部屋食は"海の幸三昧"で、鯛姿造り 表示・伊勢海老姿造り・アワビの造り・鰆(さわら)のタタキ、鯛の荒焚、ミニステーキ、鯛飯 表示を食べた。広いリビングで、孫が走り回っている。"ミキハウスウェルカムベビーの宿"に認定されているだけあって、赤ちゃん連れでも安心して泊まれた。

 

洲本温泉は、医局旅行・病棟旅行・家族旅行など5回目だ。中でも記憶に残っているのは、市立伊丹病院時代の20041031日(日)午前8時、大型バスで「満の会(肥満患者会)」と「さつき会(糖尿病患者会)」が合同で、台風23号の爪痕が残る洲本市へ、大型バスに40人乗って行った。

片麻痺など重症の高齢者が多く、救急セットと車椅子を何台か用意した。ホテルの温泉に入り、大広間で食事をした。帰路、脳梗塞で片麻痺となった肥満糖尿病患者さんが「足が不自由になって、何年も旅行に行っていない。これからも一生行けないと思っていた旅行ができて、有難うございました」と涙ぐんで言われ、感謝された。

肥満・糖尿病の患者会は、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・検査技師がチームを組んで行っていた。当時、主となってやっていた看護師は関東の病院に移り、今年5月の日本糖尿病学会では「フットケア」のシンポジストをやり、管理栄養士は大阪で栄養学部教授になるなど活躍している。

淡路島洲本温泉に、孫を連れて海水浴に行った。孫といると、元気が出てくる。肥満や糖尿病合併症で、足が不自由になると旅行できなくなる。高齢者は足が動く間に、できるだけ多く旅行をしておくとよい。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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