福井県三方五湖観光と喉黒・産科復活
2018年4月28~29日、福井県三方五湖観光に行った。
4月28日午前9時30分、伊丹の自宅を出発、中国縦貫道・名神高速・北陸自動車道・舞鶴若狭自動車道で福井県三方五湖に向かった。ゴールデンウィークのためか、大津から18km、栗東から6kmの大渋滞で、午後2時30分ようやく三方五湖に着いた。三方五湖に来るのは、子供たちが小さい頃、家族4人で海水浴をして、敦賀の料理旅館に泊まって以来だ。
レインボーラインで梅丈岳(ばいじょうだけ)に行き、リフト
表示で頂上に登った。山頂公園には、両側から拝める"和合神社
表示"、恋のパワースポット"恋人の聖地
表示"があった。西の展望台からは、眼下に大きな水月湖(汽水)、その向こうに小さな菅湖(汽水)、右手に三方湖(淡水)が見え、かわらけ投げをした。東の展望台からは日向湖(海水)
表示、その向こうに久々子湖(汽水)が見えた。
午後4時50分、「ザ グランリゾート三方五湖」304号室に宿泊した。部屋
表示は久々子湖(くぐしこ)に面しており、ボートが時折走り、魚釣りをしている舟が見える。午後6時、「料理長おまかせ会席」を食べた。造里は若狭海鮮盛り(真鯛・栄螺・生鮪・ワラサ・甘海老・白虎海老)で、前菜には"喉黒西京焼
表示"があった。
喉黒(のどぐろ)は、脂がのった高級魚で、プロテニスの錦織圭選手(島根県出身)が好きな食べ物として有名になった。喉黒は母の大好物で、浜田自動車道が開通した28年前から、実家に帰省した時は島根県浜田市へ喉黒を買いに行っていた。
私の曾祖母(母の母の母)の旧姓は錦織(にしこり)で、広島県三次市作木の出身だ。三次市作木は広島県と島根県の県境にあり、JR作木口駅のある三江線(三次市と島根県江津市を結ぶ鉄道)は秘境線として知られていたが、先月2018年3月31日に全線廃線になり、全国ニュースで報道されていた。
昨年、学会の懇親会で、広島の人と話をした時、私が「広島県庄原市出身だ」と話すと、「広島大学の偉い人は、広島県北部出身の医師が多い。広島大学の学長は三次市作木の出身で、副学長は三次市十日市の出身だ」と言われた。広大副学長が教授時代、広島県内の医師派遣を担当されていた時、学会の懇親会で「庄原日赤に、産科医を送れないか」と頼んだことがある。
先月、庄原格致高校のクラスメートから「庄原日赤に常勤の産科部長が来られ、助産師も協力し、庄原市に13年ぶり産科が復活する」とメールがあり、「庄原日赤に産科ができ、2018年5月中旬から妊婦の受け入れを開始する」という新聞記事が添付されていた。別のクラスメートからも、「実家で生みたい庄原市出身の妊婦も多い。庄原市に産科医が来られ、実家で出産ができるようになった」と、喜びの電話があった。
今年のゴールデンウィークは、福井県三方五湖観光に行った。旅に出ると、いろいろなことが想い出される。ホテルで出た喉黒から、喉黒好きの錦織圭選手(島根県出身)、喉黒好きの母と旧姓錦織だった曾祖母(島根県と県境にある三次市作木出身)、広島大学学長(三次市作木出身)、庄原日赤病院の産科復活と、記憶されていた出来事が頭の中でぐるぐる回り、連想ゲームのようにつながっていく。