69歳誕生日祝いと京都亀岡保津川下り

2018年6月 5日

    201861日、69歳の誕生日を迎えた。

息子からの誕生日プレゼントは、瓶のオイルの中にブリザーブドフラワーが入った「ハーバリウム 表示」だった。娘からの誕生日プレゼントは、木箱に"大好き"と書かれた世界に一つしかない「ル・スール フリーカップ」とハーバリウムだった。

62日、誕生日祝いに"京都亀岡保津川下り"に行った。午前1015分自宅を出発、中国道・名神高速・京都縦貫道を通り、1130分保津川下り乗船場に着いた。保津川下りをするのは、学生時代の1972108日以来、46年ぶりになる。当時1400円だった乗船料は、4100円に値上がりしていた。待合室には、美空ひばり・沢田研二・郷ひろみ・水戸黄門一行など50枚以上のサイン色紙 表示が飾ってあった。

午前1145分出船し、亀岡から嵐山まで16kmの渓流を下った。乗客は24人で、4人ずつ座れる板が6列あった。ドイツ人が一人乗っていた以外、ほとんどが日本人だった。3人の船頭さんが交代で櫓を漕ぎながら「中国人は、月曜から金曜が多く、土日は日本人が多い」「保津川下りは、1606年角倉了以が、木材・薪炭・米など丹波地方の産物を京都に送るため、産業水路として作った」などガイドされた。

川沿いに、トロッコ列車 表示が走っている。JR嵯峨野線 表示も何度か横切っていた。スッポンが所々岩の上で寝そべっている。山は新緑で、赤い"岩ツツジ"が咲いていた。乗船場から13kmの清滝からの川と合流する場所は岩が切り立ち、「水戸黄門や、2時間サスペンスドラマに出てくる断崖絶壁のシーンは、みなここで撮影されている」とガイドされた。

以前、東映の映画監督と"医療ドラマ"の打ち合わせをした時、「水戸黄門は、松下幸之助の"水戸黄門はいいドラマなので、つづけるように"という遺言で続けられていた。東野英治郎と西村晃が水戸黄門役をした時の作品が、一番良かった。東野も西村も朝7時から、撮影が終了する夜11時頃まで、自分の出番がなくてもずっと残って見ていて、スタッフも熱が入った」と話された。

今のドラマの平均制作費は、水戸黄門の制作費の3割となっている。人気ドラマ"相棒"でも、水戸黄門の制作費の67割だ。ネット広告が増え、テレビの広告収入は半減している。最近のテレビドラマが低調なのは、制作費が減少したためかもしれない。

午後125分、嵐山渡月橋 表示に近い所にある着船場に着いた。嵐山は3040回は来たが、泊まったのは1回のみで、阪大病院時代の1991728日に、角倉了以の家だった"花のいえ"に宿泊し、夜子供たちと鵜飼船に乗ったことがある。

JR嵯峨嵐山駅への途中にある「茶山楽」で、"抹茶エスプーマかき氷 表示"を食べた。69歳の誕生日は、京都保津川下りを楽しんだ。日本人男性の平均寿命は80歳と延びている。健康寿命は平均72歳なので、私もあと3年で、介護が必要な年齢になる。

メタボリック教室も12年になる。外出し太陽を浴び、自然を観察し、人を観察し、記憶し、記録に残す。認知症を予防し、転倒・骨折を防ぎ、少しでも健康寿命を延ばして、日本の医療費・社会保障費の削減につなげたい。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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