医師会懇親会と学生時代の想い出
2018年6月16日、大阪市北区にある"帝国ホテル大阪"で、「吹田市医師会定時総会・全員協議会」があり、200名が出席した。
午後4時から総会があった。市立吹田市民病院は2018年11月に、国立循環器病研究センター(国循)は2019年7月に、JR岸辺駅北側に新築移転する。
午後6時、懇親会があった。テーブルは10人ずつで、受け付け順にAからTまで決められ、私はFテーブルの自由席だった。右隣りは耳鼻科の開業医で、その隣りは国循の勤務医だった。吹田市は、脳血管障害で助かる率が日本一高く、脳卒中急性期死亡率は全国平均の60%となっている。広島県庄原格致高校のクラスメート
表示は、国循の脳外科病棟婦長、国循総婦長をしていた。
左隣りは、協和会病院(平塚正弘院長)の勤務医だった。「協和会の木曽賢造理事長は、阪大の3年先輩だ。広島県福山市出身で、近畿広島県人会に来られている」と話した。その隣りは開業医、その隣りは蒼龍会井上病院(筒泉正春理事長)の勤務医だった。
シャンパンで乾杯し、和前菜
表示は"なだ万"の料理長が、洋食はホテルのシェフが解説された。正面左の女性に挨拶に行くと、「先生とは、松澤佑次先生のお宅で、何度かお会いしています。結婚式の時は、徳永先生にスピーチをしてもらいました」と言われた。開業している肥満研究グループの後輩の奥さんだった。阪大病院時代は、松澤佑次先生の家に年に1回、阪大2内循環器脂質研究室の全員とその妻子50~60人が集まって食事会をしていた。会うのは、25年ぶりになる。
右から3番目の開業医の人と、名刺交換をした。私が「広島県出身だ」と話すと、「私の家内は広大医学部を出ている」と隣りの奥さんを紹介された。私が「広島県の庄原市出身だ」と話すと、「庄原はいい所ですね。1年間、庄原日赤の小児科に勤務していた。農家の人が多く、白菜などもらった。夜は田んぼのカエルが鳴き、夏は花火を見た」と言われた。
私は「昭和30年代、庄原の上野池の夜桜は、西日本一と言われていた。・・・」と話しているうち、ひょっとしてECC英会話教室
表示でいっしょだった高校1年生ではないかと気付いた。「出身は、大阪ですか?」と聞くと、「徳永さんですか。ECCで1ヶ月間いっしょだった」と覚えていてくれた。49年ぶりの奇跡的な再会だった。
私が大学2年の時の1969年8月、西梅田にあるECCに夏休み1ヶ月間集中教室があり、毎日午前9時から午後5時まで英語だけで会話した。インストラクターは帰国子女の関学生で、生徒は阪大・関大・近大・天理大・横浜国大・お茶の水女子大・教育大付属高校生など男女10人ずつの20人だった。仲のよいクラスで、寄せ書き
表示をした。
懇親会の最後は、"イライジャ・リーバイユニット
表示"によるライブ演奏で、オーバー・ザ・レインボーなど6曲歌われた。
吹田市医師会の懇親会に出席すると、いつも新しい出会いがあり、懐かしい再会がある。2018年6月20日の"大阪府医ニュース"には、「食事を一人で取る孤食の高齢者は、うつ病になる可能性が女性で1.4倍、男性では2.7倍も高い。食事に対する関心が薄れ、低栄養からフレイルにも陥りやすい」と書いてある。大勢の仲間との共食による刺激は、心身の活性化に不可欠だ。