大学クラス会・世界一周旅行と鳴門の寿司
2018年10月13~14日、香川県高松市にある"JRホテルクレメント高松"で、「大阪大学医学部昭和49年卒クラス会」が開催された。
10月13日、岡山駅14時12分発マリンライナー37号
表示で瀬戸内海を渡り、香川県高松市に行った。四国4県、どの県でもクラスメートが働いている。JRホテルクレメント高松716号室に宿泊した。窓の外に瀬戸内海
表示が見える。
午後6時、ホテル3階で49クラス会があり、102名中20名(68~70歳)が出席した。近況報告では、孫や自身の健康、学生時代の想い出話が多い。孫がいないのは1人のみで、20人のうち19人は0歳から17歳の孫を持っていた。
健康面では、4人が癌になったが、全員が手術をして元気になり、バリバリ働いていた。開業医は8人、勤務医は12人で、勤務医のうち9人はフル、3人は週1~3回のパートをしていた。
午後8時、ホテル21階にあるバー「アストロ」で2次会があり、20名全員が参加した。元国立病院長は「日本の医療費は、増える一方だ。PPK(ピンピンコロリ)が理想だが、今の日本はNNK(寝て寝てコロリ)になっている。NNKは、本人にとっても不幸だ。健康寿命を延ばすことが医療費削減にもつながる」と言う。
「1回の投与で、5000万円の薬を保険診療で認めようとしている。医療費が増加すると、その分、教育費や研究費が削減される。国立大学の医学部授業料は年間53万円、私立大学医学部は年間600万円、私立大学看護学部は年間160万円する。看護学部では、バイトをしなければ授業料を払えない学生も多い」と言う。
私たちが入学した1968年の授業料は、年間1万2000円だった。物価の上昇を考えても、5万円程度だ。バイトをしなければ授業料が払えない今の学生がかわいそうだ。日本の将来のためには、教育費や研究費を増額し、選挙目当てではないバランスのとれた予算配分をすることが必要だ。
10月14日午前7時、ホテルの1階で朝食を食べながら1時間以上話をした。T君は「大学5年(1972年)の夏休み、1ヶ月間かけてした世界一周旅行が楽しかった。ニューヨーク
表示では、朝から分厚いTボーンステーキを食べた」と言う。F君は「撮影した8ミリフィルムを、DVDにダビングした。ロンドン
表示ではバーバリーのコートを買った」と言う。ローマ
表示、スイス
表示、ドイツ
表示、フランス
表示、オランダ
表示にも行った。
午後0時、徳島県JR鳴門駅近くにある「すし勝
表示」に行った。「徳島県で一番美味しい寿司屋だ」というT君お勧めの店で、49クラス会で貸し切りにしていた。刺身は五種盛り
表示で、土瓶蒸しには松茸がいっぱい入っていた。大将は「この松茸は、池田で採れたものだ。今日の食材は、トロを除き全て鳴門か徳島産だ」と話す。
寿司の"肝付きマコガレイ"は珍しい。アオリイカと赤雲丹はフランス塩で、大きな足赤海老は塩と醤油で食べた。最後は、トロ鉄火だった。「神戸女学院との合ハイで、服部緑地公園に行った」、「YMCAでダンスを習い、ダンパによく行った」など、忘れかけていた学生時代の出来事を、みんなよく覚えている。
大学のクラス会に出ると、若かった頃の学生時代が甦る。鳴門の美味しい寿司も食べることができ、楽しい49クラス会だった。