太極拳とN自動車・隣国・コンビニ
2019年4月26日、大阪府高槻市で太極拳をした。
午後6時30分から練功十八方・八段錦・太極拳を行なった後、8人でお茶を飲みながら雑談をした。寡黙は美徳、私は聞き役に徹した。
最初に話題になったのは前日、5億円の保釈金で釈放されたN自動車元会長のG氏だった。「G氏の眼が鋭い。変装してもすぐわかる」、「日本人にはG氏のような鋭い眼をした人はいない」、「G氏はブラジル国籍だが、レバノン人だ。レバノンは中東地域にあり、絶えず紛争が起こっている。あのような眼をしている人でないと、生き残れなかったのではないか」と言う。
先月(2019年3月)、N自動車重役ら10人で会食した。N自動車重役と会食するのは24回目だ。重役は、いつも私の斜め前、上座の中央に座られる。温厚で話しやすく、博識な方なので勉強になる。渦中の人なので、みんな興味津々だった。
私が「N自動車、大変ですね」と話しかけると、「フランス政府も、フランスR社も、G氏が悪いことを認めている。マクロン大統領は、"黄色いベスト運動"によるデモで、N自動車どころではない。フランス国内が安定すれば、マクロン大統領もN自動車に再び関わって来るだろう」と答えられた。
テレビなどメディアでは"N自動車の謀略だ"など、フランス政府やR社がG氏を支持しているかのような報道がなされていた。数週後、オマーンルートなどの事実が明らかになり、日本のメディアもG氏が悪いことを報道し始めた。
次に、平成から令和へ、隣国国会議長の"天皇陛下への謝罪要求"が話題になった。「朝鮮半島は、高句麗・百済・新羅の3国時代から戦争をし続け、一握りの上流階級が大多数の貧しい人達を支配してきた。上に忖度しないと生き残れない国だ」と言う。
先日、阪大2内の後輩医師に「閔(ミン)王朝の評判が悪い。閔王朝の閔妃は、中国の正太后のように残虐だ」と言われた。ウィキペディアで調べると、「閔妃(1851~1895年)は、李氏朝鮮の第26代王・高宗の妃で絶大な権力を握り、敵対者を簡単には死なないようにする惨い拷問の末獄死させている」と書いてあった。
Mテレビのサンデーモーニングでは、「一部の過激な人達がヘイトスピーチをしている」とし、私も同感だった。しかし、ここ1~2ヵ月、天皇陛下への謝罪要求が出て、風向きが変わってきた。東京では放送していないAテレビの「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」では、隣国バッシングが激しくなっている。過激でない一般の人も、隣国への不満を口にし始めている。
最後に、ゴールデンウィーク10連休が話題になった。「10連休なのに、休めない人がいる」、「コンビニは夜間営業をしており、かわいそうだ」、「コンビニでもL社は、夜間営業していない所がある」と言う。商社OBは「コンビニSは、夜間も煌々と電気が灯っている。S社は電気代を全て出し、東京で全国の電気をコントロールして、オーナーに対し大きな顔をしている」と言う。"コンビニは、夜間営業を止めた方がいい"という意見に、8人全員が賛同した。大阪人の東京に対する反発は強い。
新聞やテレビより、口コミの方が早いことも多い。どんな独裁者も、長く権力を持ち続けると、腐敗していく。賢い人ほど、自戒が必要だ。