企業の社会貢献とサンフレッチェ広島

2019年7月22日

    2019718日、大阪市北区北新地にある"クラブ関西"で、「異業種の会」があった。

午後6時、小谷野薫エディオン管理本部長による講演「エディオンの社会貢献とスポーツ」があった。小谷野氏は、2012年から2014年まで、サンフレッチェ広島の社長をされていた。

小谷野薫氏は「エディオンは、大阪のミドリ電化(1961年創業)と、広島のデオデオ(1947年創業)と、名古屋のエイデン(1955年創業)が、2012年に合併してできた地域密着型の家電メーカーだ。

世界では、"会社の売り上げや利益だけを追求し、環境に配慮するなどの社会貢献をしない企業"には投資しなくなっている。日本の企業も、そうなりつつある。エディオンは環境に配慮し、ソーラー発電を使っている。昨年の西日本豪雨など災害時には、電池や電池入りコンロを配布している。スポーツでの社会貢献は、サッカー・女子陸上・アーチェリーに力をいれている。

サンフレッチェ広島は、エディオンが46%、マツダが23%出資し、2社で3分の2を超えている。サンフレッチェ広島は、ヴェトロヴィッチ監督を招き、2008年優勝した。攻撃的なチームで人気が出たが、失点も多く、その後低迷した。そこで2012年、守備に強い森保一(はじめ)コーチを監督に起用し、失点が少なくなり、2012年と2013年は連続優勝を果たした。森保一監督は、現在日本オリンピック代表監督となっている。

サンフレッチェ広島は、裕福なチームではないので高給な選手は雇えず、地域で育てている。幸い広島はサッカー王国なので、底辺が広い。ユースより若いジュニアユースは、広島が全国優勝をした。

女子陸上選手は14人おり、長距離に強く駅伝も出場している。東京オリンピック強化選手が何人かおり、緑の多い大阪府吹田市で練習している。エディオンスポーツアリーナ(大阪府立体育会館)も、よく利用されている」と話された。

午後720分、懇親会があった。"セロリの冷製クリームスープ トリュフのピュレ添え 表示"と"太刀魚のムニエール オマール海老のソース"が変わっていて美味しい。肉料理は"イベリコ豚頬肉のラグー パルサミコ酢風味 表示"だった。

左隣りは、広島県福山市出身の人だった。「私は庄原市出身だ。西日本豪雨で、1年経ってもまだJR芸備線が復旧していない」と話すと、「鉄橋が落ちると、最低1年半はかかる。メディアは、都会に近い所しか報道しない。御調や本郷・河内なども大きな被害があり、高槻市と同じように、今もブルーシートがかかっている所がある」と話された。

小谷野薫氏の所へ、名刺交換に行った。「エディオンの社員の方の健診をしている。私の従兄弟の沖原謙(写真 表示前列右端、後列左端私)は、広大附属高校から早稲田に行き、ユースの日本代表選手になっていた。サンフレッチェ広島の監督が外国人だったころ、通訳をしていた」と話すと、「沖原謙さんは、よく知っています。サッカーの解説をされていた方でしょ。世間は、広いようで狭いものですね」と話された。

企業は、売り上げや利益を求めるだけでなく、環境に配慮したりスポーツに援助したりするなど、社会貢献をすることが必要な時代になっている。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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