高校同窓会とメタボ講演・ドローン空撮
2019年10月20日、大阪市北区にある"大阪第一ホテル"で、「近畿庄原格致会
表示」が開催された。近畿庄原格致会は、近畿地方に在住する広島県立庄原格致高校卒業生の会で、現在会員は624名いる。
午後0時、会長講演「人間ドックの見方とメタボリックシンドローム」を行なった。「日本人の死因(2019年)は1位悪性新生物27.4%、2位心疾患15.3%、3位老衰8.0%、4位脳血管障害7.9%、5位肺炎6.9%となっている。2位の心疾患と4位の脳血管障害は、メタボリックシンドロームと関係が深く、人間ドックでは主に癌とメタボに関する検査をする。・・
心電図では、心房細動があるかどうかが最も重要で、心房内にできた血栓が脳に詰まると、片麻痺や構音障害など重篤な脳梗塞を起こす。治療はアブレーション(電気で焼く)を行ない、血栓を溶かすワーファリンなどを投与する。メタボリックシンドロームの診断基準は、男性ウエスト85cm、女性90cmで、・・」と話した。
午後0時30分、「庄原格致高校のドローンによる空撮動画」があり、笠間公近畿庄原格致会幹事長(昭和43年卒)は「加藤秀信さん(昭和50年卒)が企画、林智雄さん(昭和53年卒)が編集されたもので、2019年8月12日に撮影された。150m以上のドローン撮影は厳しい規制があり、大阪航空局長の許可書が必要で、庄原警察署、庄原消防署、庄原格致高校の許可を得て行った。高校生に事故がないよう、クラブ活動が行われていない早朝6時に撮影が行なわれた」と前振りされた。
ドローンは、庄原格致高校の校庭から飛び立ち、備北丘陵公園にある国兼池、庄原中学校の隣にある上野池、高方面から見た西城川、・・と懐かしい風景を空撮していた。初めて観る光景に、みんな"ホー"と感動していた。
午後1時から懇親会があり、何人かの方が挨拶に来られた。そのうち、6人の方が今日の講演について触れられ、「メタボブームの頃、先生の講演を聞き、ウエストを95cmから88cmまで減量し体調が良くなった」、「メタボの講演以降、ウエストを測定し太らないようにしている」と2人の方が、2006年10月22日近畿庄原格致会
表示での講演「内臓脂肪と生活習慣病」を覚えておられ、実行されていた。
スライド16枚中、癌は8枚、メタボは7枚で、心臓に関しては心房細動1枚だけだったが、2人の方が「心房細動でアブレーションをし、抗凝固剤を服用している」、1人の方が「心筋梗塞でステントを入れた」と心臓病について関心を持たれていた。
各テーブル1人ずつのスピーチでは「昨年の西日本豪雨により不通になっていたJR芸備線が、3日後の10月23日、1年3か月ぶりに復旧する。JR庄原駅から広島駅まで列車で行くことができるようになる」という明るい話題もあった。
私が大学生の頃は、近畿にいる大学生で年2回、庄原格致高校同窓会をしていた。写真
表示は1969年、私が大学1年生の時のもので、最前列左端が私(阪大医)、その隣が笠間公幹事長(阪大経)、その後ろが田辺敏憲君(京大法)だ。あの頃から、もう50年が経つ。青春時代を過ごした故郷を想い出しに、卒業生たちは同窓会に集まって来る。
午後3時、"庄原格致高校校歌"を斉唱し、高校同窓会は無事終了した。