参議院本会議と大阪の専門家会議見える化
2020年5月15日、参議院本会議が開催された。
午前10時前、山東昭子参議院議長から「梅村聡さん」と呼ばれ、梅村議員は議長席に向かって右階段から登壇し、議長に一礼、左の大臣席に一礼、正面に一礼して、マスク姿でマイクの前に立った。
ここまで来るのに、遠い道のりだった。2世議員でもなく、大きな組合のバックもなく、選挙戦は苦難の連続だった。「お金のためなら、国会議員より、開業医より、看護師斡旋業の方がずっと儲かります。僕は日本をよくしたいんです」と私に、熱く語っていた梅村聡。阪大2内の梅村聡から、日本の梅村聡になった(メタボ教室第786段「梅村聡参議院議員の想い出」)。
梅村聡参議院議員は「日本維新の会の梅村聡です。まず、新型コロナウイルスに対する政府のお考えをお聞きします。政府の新型コロナウイルス専門家会議は、会議終了後に記者会見と議事録公開をされていると認識しています。
一方で、大阪の新型コロナウイルス専門家会議では、原則マスコミフルオープンで開催し、一部メディアではこの様子を、インターネットを通じて生中継をする場合もあります。こういった生の議論の声を大阪府民のみなさんに見て頂く、あるいはマスコミ各社で報道してもらうことで、政策決定のプロセスを明確に示すことができ、結果として、大阪府民のみなさんの間に一体感が生まれているともいえます。
可能な限り、政府の専門家会議の議論をマスコミフルオープンで公開し、戦略の明確化、判断の見える化を実現することが、国民のみなさんの協力を得るために、極めて重要と考えますが、総理のご意見をお伺いします」と質問した。
山東昭子議長の「安倍晋三内閣総理大臣」の声で、安倍総理は議長席と正面に一礼され、アベノマスク姿でマイクの前に立たれた。
安倍総理は「梅村聡議員にお答えいたします。新型コロナウイルス対策専門家会議の公開について、お尋ねになりました。専門家会議は、政策を決定または了解を行う場であり、議論は機微な内容を含むため、公開していないところでございます。
他方で、対策本部長である私が確認すると同時に、指示を出し、国民に要請を出し、配布資料やホームページで公表しており、議事内容も公表している所です。今後も、私の会見で丁寧にお伝えし、ご理解を得ていきたいと考えております」と答弁された。
参議院議場を見学したことがある。2012年3月19日、梅村聡議員秘書の方に、参議院議場
表示や中央広場(伊藤博文・大隈重信・板垣退助の銅像がある)など国会議事堂内を案内してもらい、参議院予算委員会を傍聴した。
国会議員食堂で800円のAランチ(広島の牡蠣と牛肉)を食べた。隣りのテーブルでは、田村亮子議員がダークスーツ姿の男性2人と話し込んでいた。国会議員食堂の定食はボリュームがあり、全部食べると太りそうだ。梅村議員の部屋に戻り、秘書の人達に"メタボリックシンドローム"の話をした。
参議院本会議で、梅村聡参議院議員の「大阪の新型コロナウイルス専門家会議は見える化し、マスコミフルオープンで公開している。国も公開してはどうか」との問いに対し、安倍総理は「国の専門家会議は、議論に機微な内容を含むため、公開しない」と答弁された。