父の日プレゼントとリモート社会
2020年6月21日第3日曜日、横浜にいる娘
表示から"父の日プレゼント
表示"が届いた。「京都紫野和久傳」の"れんこん菓子西湖"と"若摘山椒ちりめん"だった。
昔は父の日を祝う習慣がなく、私は"父の日プレゼント"をしたことがなかった。つい最近、大学時代のクラスメートに「庄原のお父さんは、どうしているか」と聞かれ、「父は20年前、80歳で誤嚥性肺炎で亡くなった」と答えた。
すると友人は「阪大入試の時、阪大石橋キャンパスで、母と一緒に弁当を食べていた。隣りで徳永君とお父さん
表示が"法華クラブ"の弁当を食べていた。お父さんが喉を詰まらせたとき、私の母がお茶を飲ませてあげた。阪大医学部に入学して、徳永君もいたので、びっくりした。覚えているか」と聞かれた。
阪大受験の時(1968年3月3~5日)は、大阪市北区兎我野町にある"法華クラブ"に宿泊し、梅田から阪急電車に乗って石橋まで通った。法華クラブは梅田ネオン街のど真ん中にあり、騒々しかったので、父がホテルの人に交渉し、窓のない内側の部屋に変えてもらった。隣りで弁当を食べたことは覚えているが、法華クラブの弁当だったことや、私の父が、友人のお母さんにお茶を飲ませてもらったことは、完全に忘れていた。
午前11時50分、兵庫県伊丹市を出発。自粛中、腰が痛くなったので、座り心地のよい診察用チェアをさがしに、大阪市住之江区咲州にある大型複合商業施設ATC(アジア太平洋トレードセンター)へ行った。"大塚家具ショールーム"事務用椅子の売り場は、若い夫婦で混んでいた。売り場の人に聞くと「自宅でリモートワークをする人が増え、事務用の椅子は在庫がなくなるぐらい売れている」と言う。
都道府県をまたぐ移動制限が6月19日解除されたが、ATCは観光客が少ない。飲食・娯楽施設の多くが開いておらず、店仕舞いした飲食店もある。ATCの前の大阪南港には、"フェリーさんふらわあ
表示"が停泊していた。さんふらわあに乗り、家族4人で九州6泊7日旅行をしたことがある。
阪大病院時代の1992年7月25日午後5時30分、関西汽船さんふらわあで大阪南港を出発。26日午前8時に別府港に到着、地獄めぐりをした。杉乃井ホテルに宿泊し、黒木憲ショーを観た。27日10時出発、大分自動車道・長崎自動車道でハウステンボスに行き、ヨーロッパ館に宿泊。28日、佐賀県有田焼を見て、福岡県柳川市にある御花に宿泊。29日、吉野ケ里遺跡を見て、福岡市で長浜ラーメンを食べ、小倉東急インに宿泊。30日、北九州市スペースワールドで遊び、門司港から阪九フェリー特別室に宿泊。31日午前9時50分、神戸青木港に着いた。
昨日(6月20日)、コロナ病院の友人と話をした。友人は「コロナ患者はゼロになったが、病床利用率は60%と少なく、90%まで戻っていない。手術着が足りず、手術数が半減している。手術着は使い捨てで、不織布(ふしょくふ)で作られるが、不織布がマスクに使われ、8月まで手術着が入って来ない」と言っていた。
今月から、職場はリモート会議になった。パソコン画面の私の姿を見て、私だけ頭髪が薄く、老けていることに愕然とした。この数カ月の新型コロナ自粛生活で、容貌・体力ともに老化が一気に進んでいる。