GoToキャンペーンと京都伊根の想い出
2020年7月20日、大阪の職場近くの駐車場は、満車になっていた。大阪でも、少しずつ新型コロナ感染者が増加し、車通勤が増えたのだろうか。
看護師さんに「コロナ病院はどうなっているか」聞くと、「コロナ患者を扱ったナースへの手当ては、直接ナースに渡した方がいい。そうでないと、病院長から"そのお金を病院の赤字補填に使う。病院が赤字で倒産すると、働く場所がなくなるだろう"と言われる。
コロナ病棟のナースは、過酷な労働・ストレスの中、プライドだけで辞職しなかった。コロナ患者を扱っているICU(集中治療室)のナースは、より高い技術を持っているというプライドがある。ICUのナースは不満が重なると、集団で辞めていく」と言う。
私は「ドクターも同じだ。CCU(冠状動脈疾患集中治療室)の医師や看護師はプライドを持っている。I病院では、CCUの医師の待遇が改善されず、CCUの医師全員が辞めていった。K病院でもCCUの医師が辞め、CCUが閉鎖になった。T病院ではCCUの看護師20人が全員辞め、集団で他の病院に移った。K病院のCCUの看護師も、20人全員集団で辞めた」と話した。
午後0時、大阪の街に出た。先週はマスクを付けていない人がいたが、今日は全員がマスクを付けている。近くの「地酒蔵大阪 福島店」で"鰆の梅醤油焼き定食
表示"を食べた。鮪と鯛の刺身がつき、鮭のイクラのせ御飯で900円と安くて美味しい。"鯛のあら煮定食
表示"は数量限定なので早めに行った方がいい。若い夫婦がコロナ禍の中、手間をかけ一生懸命やっている姿を見ると、GoToイートキャンペーンで飲食店を応援してあげたい。
午後、看護師さんに「国は1兆7000億円かけて、GoToキャンペーンを始める。7月23日からの4連休どこか旅行するのか」聞くと、「京都の伊根に行こうとしたが満室だった。徳島祖谷温泉も満室だった。大阪城前にあるホテルニューオータニも満室になっていた」と言う。
私は「京都の伊根に、日帰りで行ったことがある。伊根は、戸田菜穂主演のNHK朝の連続ドラマ"ええにょぼ"(1993年4~10月)の舞台になった。NHKの担当者が、阪大2内の講師室に来られ、"今度の朝ドラの主人公が女性研修医になった。どなたか紹介してくれないか"と頼まれ、市立I病院に勤務している卒後1年目の女性研修医を紹介した。
大阪馬場町にあるNHKで、きょうの健康『ご用心!内臓脂肪型肥満
表示』を収録した時、化粧室で髪型のセットと、シミを隠すメークをしてもらった。横を見ると榊原利彦と段田安則が化粧をしていた。NHKきょうの健康
表示『高コレステロール値
表示』を収録した時、撮影場所に行く途中の2階廊下から、1階いっぱいに広がる朝ドラのセットが見えた」と話をした。
1993年9月5日午前9時、伊丹の自宅を出発。中国道・舞鶴自動車道から福知山・天の橋立を通り伊根町に行った。刺身定食を食べ、海沿いの舟屋を観光。NHK朝ドラの舞台となった舞鶴市民病院を見学し、"蟹みそ丼"を食べ、午後8時帰宅した。
7月22日から、GoToトラベルキャンペーンが始まる。最大50%の補助があり、多くの観光地は満室になっている。経済が悪化して失う命、新型コロナによって失う命、どちらも大切な命だ。