「初めての東京旅行」と総裁選・菅義偉
2020年8月31日朝、テレビで「東京都練馬区にある遊園地"としまえん"が、今日で閉園する」と放送していた。
豊島園が94年の幕を閉じる。豊島園は東京へ初めて行った時、最初に行ったところだ。中学1年の春休み、1963年3月26日から3月31日まで、父と東京旅行に行った。憧れの東京に行く前、地図を広げて東京23区の名前、山手線の全駅名を覚えた。
1963年3月26日午後3時14分、広島県備後庄原駅を出発。準急列車"たいしゃく"に乗り、芸備線・伯備線を経由し、午後6時42分岡山駅に着いた。午後6時51分発の寝台特急"安芸"に乗り、東京に向かった。
3月27日、午前8時東京駅に到着。山手線で池袋駅に行き、西武鉄道で午前10時豊島園
表示に着いた。豊島園ではボート
表示などで午後0時まで遊び、午後2時川崎球場
表示に行き、大洋ホエールズのプロ野球を観戦した。午後6時まで有楽町と銀座を散策し、上野の"築波ホテル"に宿泊した。
3月28日、午前9時30分発「はとバス東京1日観光コース」に乗車した。皇居前で下車し、東京タワーに行った。泉岳寺で食事をし、明治神宮・外苑絵画館・靖国神社
表示・浅草観音を見学。国際劇場で観劇し、築波ホテルに宿泊した。
3月29日、浅草から東武鉄道で日光に行き、華厳の滝・中禅寺湖・日光東照宮
表示・陽明門・眠り猫を見学。熱海に行き、"松坂屋"に宿泊した。
3月30日、熱海9時30分発の観光バスに乗り、大観山冨士見峠
表示・芦ノ湖を巡り、熱海駅午後10時28分発の寝台特急"安芸"に乗った。
3月31日、午前9時42分岡山駅に到着、午後1時47分備後庄原駅に着いた。
午後0時、大阪の街に出ると猛暑の中、8割の人はマスクを付けていた。鮪問屋直営「三代目うめきち
表示」で"本鮪中落ち定食
表示"700円を食べた。
夕方、どのテレビも「ポスト安倍の総裁選で、菅義偉(すがよしひで)官房長官が有利になっている」と放送していた。私は、同じ広島県人の岸田文雄政調会長を応援しているが、最近、菅義偉氏が私と似ていると感じるようになった。
1つ目は、参謀として力を発揮してきたことだ。昨年の雑誌"プレジデント"に「菅義偉氏の愛読書が、学生時代に読んだ吉川英治の太閤記と三国志だ」と書いてあった。私も中学1年の時、父の本棚にあった太閤記と三国志を、1か月かけて全巻読んだ。太閤記・三国志とも、参謀の竹中半兵衛・諸葛亮孔明が魅力的に描かれている。
菅義偉氏は、安倍晋三首相の参謀として活躍されている。私も長年、松澤佑次先生の側近として務め、MRから「松澤内科の大番頭」と呼ばれていた。最近は、沖原隆宗理事長(三菱UFG会長、UFJ銀行頭取)を、常任理事として支えてきた。
2つ目は、地方を愛するアイデアマンということだ。「ふるさと納税」を提唱した菅義偉氏を、13年前(メタボ教室第45段「たばこ税依存社会」)に、私と同じような人がいると書いている。
私と同じ年代で、同じ本を読み、同じように参謀を長く務め、地方を愛するアイデアマンが、総裁選で最有力候補になっている。参謀型が日本の国のトップに立った時どうなるのか。楽しみでもあり不安でもある。