紅白歌合戦2020とベビーメタル・JUJU
2020年12月31日、「第71回NHK紅白歌合戦2020」があった。
紅白歌合戦は年末恒例の行事で、私は1956年から65年間欠かさず観ている。世界中で放送され、ロサンゼルス(2回)、シドニー、バンコクでも観た。
午後7時30分、紅白歌合戦が始まった。今年は新型コロナのため、無観客になっていた。BABYMETALが初出場し、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を歌った。ベビーメタルは近畿広島県人会が応援しているグループで、5~6年前「ベビーメタルのボーカルの中元すず香(スゥメタル)は、広島市出身で歌の上手な女の子です。応援して下さい」とメールが来た。「ギミチョコ!!」などUチューブのお気に入りに入れ、モアメタル、ユイメタルとのユニットを視聴していたが、いつの間にか2人になっていた。
「筒美京平のトリビュートメドレー」では、郷ひろみが「男の子 女の子」と「よろしく哀愁」を歌った。大学時代は、野口五郎の「青いリンゴ」、チェリッシュの「だからわたしは北国へ」など口ずさみながら通学していた。特に、オックスの「ガールフレンド」や「スワンの涙」が好きで、今も風呂の中で歌っている。
筒美京平は、会社員作曲家としてデビューしたので、私の中ではサラリーマン作曲家のイメージが強い。私は大学時代、テレビは時間の無駄だと思い、ラジオで欧米や日本のヒット曲を聴きながら本を読んでいた。筒美京平の曲は、どれも懐かしい想いで聞いていた。日本人の心の中に深く入り込む曲作りをしている。
JUJUが初出場し「やさしさで溢れるように」を歌った。JUJUは広島県庄原格致高校の後輩で、近畿庄原格致会が応援していた。司会の大泉洋が「JUJUさんって、どんな方ですか」と聞いていた。JUJUは、お父さん想いのやさしい娘さんだ。
庄原市は寒い雪国
表示だ。庄原格致高校時代のクラスメートは、JUJUの父親と知り合いで、会うたびに「これは娘がニューヨークから送ってくれた手袋だ」、「これは、JUJUが送ってくれたマフラーだ」、「これは、JUJUが送ってくれたセーターだ」と教えてくれると言っていた。
今夜で最後となる嵐は「嵐×紅白2020スペシャルメドレー」だった。嵐がデビューした1999年、有名芸能リポーターが「今度デビューした嵐は、相葉雅紀一人で持っているアイドルグループだ。相葉がいないと嵐は成り立たない」と解説していた。私は、嵐の櫻井翔をジャニーズジュニア時代の中学生の頃から知っていたので、「そんなことはない。櫻井翔の方が、人気がある」と思っていたが、松本潤、二宮和也、大野智も人気が出た。
YOASOBIが「夜を駆ける」を歌った。YOASOBIが歌うのを見たのは初めてだ。埼玉県所沢市にある「角川武蔵野ミュージアム」から中継された。外壁に使われた花崗岩が、圧倒的な存在感を醸し出している。建築した隈研吾は、国立競技場を作ったことで有名になったが、私の故里・広島県庄原市の廃校になった「小鳥原小学校」をリノベーションしている。
2020年の紅白歌合戦は、新型コロナのため無観客で行われた。近畿庄原格致会が応援していた「JUJU」と、近畿広島県人会が応援していた「ベビーメタル」が初出場を果たし、いつもより充実した歌合戦になった。