大谷翔平28号とニューヨーク肥満学会
2021年6月30日、エンゼルスの大谷翔平投手は、ニューヨーク・ヤンキーススタジアムで開催されたヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場し、第2打席で27号、第3打席で28号の連続ホームランを放った。
これで3戦続けての本塁打となり、大リーグ本塁打ランキングで単独トップに立ち、世界の中心ニューヨークでも認められた。毎朝、大谷翔平選手のホームランを観て出勤し、夜は各局のニュースで大谷選手のホームランを観るのが楽しみな毎日だ。
ニューヨークは、私が国際学会デビューした街でもある。
1983年10月3~7日、ニューヨークのシェラトンセンターで、第5回国際肥満学会が開催された。
1983年10月1日(土)、TWA736便でロサンゼルス空港を午前9時45分出発、1時間遅れの午後5時59分ニューヨーク空港に着いた。高校時代のクラスメートで、日銀ニューヨーク支店に勤務していた田辺敏憲君の家に泊めてもらった。
10月2日(日)、田辺君一家とニューヨーク観光に行った。マンハッタン一周の遊覧船
表示で自由の女神を観て、シェラトンセンターホテル(一泊108ドル)
表示に送ってもらった。
10月3日(月)、夜は筑波大学の徳山薫平先生とブロードウェイの"シューベルト劇場"でミュージカル「コーラスライン(54ドル)」を観劇した。
10月4日(火)、夜は横浜市大の江川先生、
佐藤先生とブロードウェイの"マジェスティック劇場"でミュージカル「42ndストリート(20ドル)」を観劇した。
10月5日(水)、
夜は南カリフォルニア大学(USC)のブレイ教授夫妻、ヨーク教授ら14人で、"マンマ・レオーネ"のイタリア料理を食べた。
10月7日(金)、午後1時45分、「CTスキャンによる脂肪測定法」の一般口演
表示をした。学会発表の図
表示は、大手広告代理店(医務室のバイトに行っていた)の「夏木マリの味覚糖コマーシャル」を製作している方に描いてもらった。図の人体
表示や腹部
表示の曲線(徳永勝人他:Int J Obes 1983)は、素人にはなかなか描けない。
会場には、ヴィレンドルフ賞(国際肥満学会最高賞)を受賞されたスウェーデンのビヨーントルプ教授やシェーストレーム教授も来られていた。私は英語のヒアリングが苦手で、会場からの質問がよくわからなかった。初めての英語による学会発表で緊張し、胃が痛くなり部屋に戻ってブスコパンを服用した。
夜は横浜市大の井上修二先生、大阪大学の永井克也先生とブロードウェイの"エジソン劇場"でミュージカル「オーカルカッタ(19ドル)」を観劇した。
ニューヨークは、活気があり魅力的な街だ。大谷翔平選手は、大リーグの本場ニューヨークの活躍で、米国のスーパーヒーローになった。