和歌山粉河寺とニュートン「やせる科学」
2021年10月23日、和歌山県紀の川市にある「粉河寺」に行った。
午前10時25分、伊丹の自宅を出発。阪神高速湾岸線、阪和道、京奈和道を通り、紀の川インターで下車し、午後0時20分、粉河寺に着いた。和歌山県に来るのは、根来寺(メタボ教室第755段「和歌山・華岡青洲の里」)以来2年ぶりだ。9月1日3004人いた新型コロナの新規感染者数は51人と激減し、観光シーズンになった。
粉河寺は西国第三番札所で、770年大伴孔子古(おおとものくじこ)によって開創されている。朱色の大門(重要文化財)は、規模の大きい三間楼門で、和歌山県では高野山・根来寺に次ぐ。中門(重要文化財)
表示には、四天王像が安置されていた。
「粉河寺庭園
表示」は、本堂の前庭とその下の広場との3メートルの高低差をうめる石庭で、緑泥片岩を主とし、一つ一つ色の違った大きな石で組まれている。ソテツなど、南洋植物もあって珍しい。
本堂(重要文化財)は造営と改築を繰り返し、現在のものは1720年に再建されている。靴を脱いで本堂の中に入ると、国宝の粉河寺縁起絵巻(写し)があった。鎌倉時代初期のもので、幅30cm長さ20mあり、詞書と絵画によって構成されている。現在、京都国立博物館に寄託されている。本堂には、千手観音像や左甚五郎の彫刻「野荒らしの虎」があった。
職場健診では、新型コロナで1~4kg太った人が多い。在宅勤務や外出自粛で、摂食量が増し運動量が減少したためだろう。
ニュートン別冊「やせる科学」(2021年10月5日発行)の表紙には、"コロナ太りに効く、自宅でできるエクササイズ"と書いてある。
ニュートンは、写真や図がカラーで綺麗だ。各料理や食品に含まれるカロリーのめやすは、日本食品標準成分表2020年版(八訂)が使われている(p27)。
糖質制限は、ほどほどに。摂取エネルギーに占める糖質の割合と、相対的な死亡リスクの関係は、糖質の割合が50~55%のとき最も低リスクであることが示されている。糖質の割合を極端に減らすと、脂質の摂取が増え、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患が増加する(p99)。
日本肥満学会の肥満症ガイドライン2016では、糖質50~60%、脂質20~25%、タンパク質15~20%とし、ビタミン・ミネラル・繊維を十分摂取するようにしている。食事療法は、バランスが重要だ。
日常生活だけでも、消費カロリーを増やすことができる(p126)。座っている時間をへらすのがリバウンドを防ぐ秘訣だ(p128)。有酸素運動は無理なく、けがなく、効率よくつづけることが大事だ(p132)。
新型コロナ第5波は、ピークアウトした。高齢者は体力を保つため、郊外に出て神社仏閣・名所旧跡を巡ったり、緑の森を散策したりするとよい。