希望を届ける心の詩人:里みちこ
2021年10月27日、大阪市中央区にある"エル大阪南館"で「日本産業衛生学会近畿地方会」が開催された。
午後6時30分、シンポジウム「企業のパーソナリティ障害の対処を巡って」があった。学会場は全員マスクを着用し、3人掛けの机の両端に座っている。企業では新型コロナ後、メンタル障害による休職者が倍増している。社員が部署を移動してきたときの助言など、コミュニケーション不足が大きな要因となっている。
10月28日、大阪市北区にある"リーガロイヤルホテル"で、「異業種の会」が開催された。
午後6時、里みちこ氏
表示による講演「希望を届ける心の詩人」があった。
里みちこ氏は「1992年45歳で京都の花園大学福祉学部に社会人入学。58歳で故郷島根県奥出雲町の三沢小学校に3年生として転入した。その時は、朝日新聞の社会面に"日本で最年長の小学生"と記事が載った。
希望という字は、布の上にお星さまが光っています。希望の望の字は、月の下に王様も座っています
表示。・・」と話された。
里みちこ氏は、漢字の使い方が上手い。漢字辞典を熟知している詩が多い。
里みちこ氏の所に行き「私も島根県雲南市にある三刀屋小学校(写真)に"肥満"の講演(島根日日新聞
表示)に行ったことがあります(メタボ教室第99段「メタボの予防」)。私の故郷は広島県庄原市で、島根県奥出雲町に隣接しています」と名刺を渡し挨拶した。
里氏は「お医者さんですか。私は名刺を作らないので、名刺をいただいた方には、手紙を送るようにしています」と答えられた。私が、中国山地の山の上に建つ"三刀屋小学校"で講演したのは、2007年11月25日58歳のときだった。同じ58歳に縁を感じる。
午後7時5分から食事会がはじまった。8人賭けの円形テーブルに4人ずつ座り、アクリル板が立っている。食事中でも話をする時はマスクを着け、みんな用心深い。
前菜は"香ばしい帆立貝とキャビア アンディーヴとハムの香り
表示"、メインは"牛フィレのシャリアピンステーキ風 彩野菜と共に"、デザートは"木苺とピスタチオのパヴェ 無花果のシャーベット"だった。
コロナ禍では、自粛生活によって体の健康が奪われ、コミュニケーション不足で心の健康が奪われた。緊急事態宣言が10月25日から解除され、久しぶりに学会や異業種の会を行うことができた。新型コロナのパンデミックにも、「体と心の健康」に希望の光が見えてきた。